移行¶
共通(全般)
移行ガイドの内容の検証はResinのみで検証しています。¶
移行ガイドの内容は、Resinのみで検証しています。その他のアプリケーションサーバでは検証は行っていません。
共通(SQL Server)
SQL Serverの場合、文字列型はすべて NVARCHAR になります。¶
- 文字列型は全て NVARCHAR になります。
- intra-mart WebPlatform の文字コードをUTF-8以外で構築している場合、文字列型は VARCHAR でCREATE されています。
- その場合、事前に UTF-8で環境を再構築する必要があります。
- 関連情報 ユーザコードの末尾に「9」を利用しているユーザだけパフォーマンスが悪い
共通(モジュール構成)
一度移行を行った環境に対してwarファイルを再デプロイする場合は、以前にデプロイした移行モジュールを外せません。¶
intra-mart WebPlatform から intra-mart Accel Platform へのバージョンアップを行った環境に対してwarファイルを再デプロイする場合は、バージョンアップ時に選択していた移行対象機能の移行モジュールを含めた warファイルを作成する必要があります。例えば、以前に 「アクセスセキュリティ 移行モジュール」を使用してテナント環境セットアップを実行していた場合、im-Juggling のモジュール構成で「アクセスセキュリティ 移行モジュール」を未選択にしてwarを作成し、テナント環境セットアップを行うとテナント環境セットアップに失敗する場合があります。
共通(日付)
システムの開始日/終了日による各種データ中の期間の修正を行いません。¶
基盤で持っているシステムの最小日/最大日のデフォルト値が以下の様に変更されますが、移行ツールでは日付の修正は行いません。
intra-mart WebPlatform ※固定値
- 最小日=”1582-10-15”
- 最大日=”9999-12-30”
intra-mart Accel Platform ※設定ファイル
- 最小日=”1900-01-01”
- 最大日=”2999-12-31”
上記にともない、移行後、画面からデータを更新する際に、入力チェックでアラートが出る場合があります。アラートが出た場合は、適切な範囲で再設定してください。影響箇所は、各種データ中の「有効開始日」「有効終了日」などです。変更せずとも動作可能ですが、更新が必要な場合は、intra-mart Accel Platformの範囲に収まるように設定してください。
- 特にマスタのインポートなどで、日付の見直しを行ってください。
FormatCreator / IM-VisualDesigner
FormatCreator/IM-VisualDesignerのデータは移行できません。¶
FormatCreator/IM-VisualDesigner は非サポートとなり、データは移行できません。
連携したワークフロー(ドキュメントワークフロー /IM-Workflow)は、全て完了させてください。
移行後、詳細画面が表示できなくなるため、処理できなくなります。※コンテンツ画面が存在しないため、エラーが発生します。フローの参照は可能です。
必要に応じて、コンテンツ画面を作り直し、新しいワークフローを作成してください。
- どうしても移行を行う必要がある場合は、コンサルティングサービスにご相談ください。
IM-ContentsSearch
IM-ContentsSearchの情報は移行されません。¶
- データは移行されません。
- インデックスは互換性がないため、すべて再作成する必要があります。
- 設定ファイルもすべて再設定が必要です。
- 作成したクローラは、IM-ContentsSearch 用互換モジュール をインストールすることで、互換バッチとして使用可能になります。
- ただし、ファセットを利用している場合など、一部仕様の変更があり、作りによっては意図した動作にならない可能性があります。
IM-ContentsSearchのテンプレートは修正が必要です。¶
- 作成したテンプレートは、 intra-mart Accel Platform のプログラミングガイド に従い修正が必要です。
IM-Workflow
IM-Workflowのコンテンツ画面はUI対応が必要です。¶
- コンテンツ画面は intra-mart Accel Platform のUI対応を行う必要があります。
IM-共通マスタの法人の関連データは移行されません¶
法人と、その関連データ(法人セットとの紐付け、法人分類所属、取引先との紐付け)は移行されません。intra-mart Accel Platform 上で再度設定を行ってください。
- 法人セット、取引先は移行されます。
IM-共通マスタの通貨、通貨レートのデータは移行されません。¶
通貨、通貨レートのデータは移行されません。intra-mart Accel Platform 上で再度設定を行ってください。
TableMaintenance
TableMaintenanceの設定データは移行されません。¶
- intra-mart Accel Platform では、テーブルへの個別のアクセス権は認可機能に委譲します。
- テーブルやフィールドの論理名については「テーブル・キャプション設定」機能を使用して手動で設定し直す必要があります。
ViewCreator
ViewCreatorで移行されないデータが存在します。¶
- 以下のデータ項目は移行されません。移行処理完了後、手動で設定し直す必要があります。
- 権限情報
- リスト集計の日付フォーマット及び数値フォーマット
- クロス集計の数値フォーマット
- クエリ及びデータ参照の更新日
- ポートレット
- ポータル の移行モジュール によりポートレット設定は移行されていますが、動作しません。
ViewCreatorの権限情報について変更があります。¶
- 権限情報に関して、以下の変更があります。
- 役職はアクセス権として設定不可になりました。
- データ参照のアクセス権が未設定の場合、intra-mart WebPlatformでは任意のユーザが参照できましたが、intra-mart Accel Platformでは権限なしとして参照できなくなります。
アクセスセキュリティ(Webサービスアクセス権)
Webサービスアクセス権は移行されません。¶
- intra-mart Accel Platform の認可設定に従って、サービス/オペレーションに対し、アクセス権を設定してください。
アクセスセキュリティ(アカウント)
一部移行されないカレンダーデータが存在します。¶
- 以下のデータは移行されません。
- 「公休日」
- 「名称/休日/非休日」のうち、プラグインがセットされたもの
- 上記の対応として、移行完了後、「カレンダーメンテナンス」画面より、移行したカレンダーに対し、以下の対応を行う必要があります。
- 必要な国の日付情報セットを含めてください。
- 標準では、日本/アメリカ/中国 の3ヶ国分を提供します。
- 独自に「公休日」を設定していた場合は、 再登録してください。
- プラグインで計算していたものは、日付指定でカレンダー情報を登録してください。
移行した日付情報のソートキーは自動的に採番されます。¶
- intra-mart Accel Platform より設定できるようになった「ソートキー」は、 intra-mart WebPlatform の日付情報検索時のソート内容に従って番号付けされます。
カレンダーデータのデータ名は移行されません。¶
- 「データ名」は intra-mart Accel Platform では無くなるため、移行されません。
日付情報の表示色による画面表示の仕様が異なります。¶
- 「表示色」による画面表示に、以下の仕様変更があるため、カレンダー表示を確認の上、適宜再設定してください。
- intra-mart WebPlatform …背景色に設定されます
- 互換APIを使用した場合、こちらの表示になります。
- intra-mart Accel Platform …文字色に設定されます
移行前にカレンダーIDの変更が必要な場合があります。¶
カレンダーIDが、intra-mart Accel Platform で標準インストールされるカレンダーのカレンダーIDまたは日付情報セットIDと同じになってしまう場合、変更する必要があります。
intra-mart WebPlatform 側で、エクスポート/インポートなどを使い、カレンダーIDを変更してください。
intra-mart Accel Platform 標準カレンダーで使用されるカレンダーID、日付情報セットID は以下の通りです。
カレンダー
カレンダーID
日付情報セットID
日本
JPN_CAL
JPN_DAY-SET
アメリカ
USA_CAL
USA_DAY-SET
中国
PRC_CAL
PRC_DAY-SET
移行後に日付情報データのメンテナンスが必要です。¶
「日」を指定する場合の入力可能なパターンが変更されたため、日付情報データのメンテナンスが必要になります。
「日」+「曜日」のような組合せを行っていた場合は、該当の日付を直接指定するなどの対応が必要になります。
- intra-mart WebPlatform で入力できたパターン
- 「日/曜日/第何週/第何曜日/曜日」 を自由に組み合わせ可能。
- 上記項目すべて設定なしで「毎日」を設定可能。
- 全組み合わせ32パターン
- intra-mart Accel Platform で入力できるパターン
- 毎日
- 日
- 曜日(毎週)
- 第何曜日
- 第何週(第何週の何曜日)
アクセスセキュリティ(ショートカットURL)
メニューのエクスポートファイルを必ず配置する必要があります。¶
- メニューのエクスポートファイルは必須です。また、最低でも1件のメニューが必要となります。
- もし移行するメニューが無い場合も、1件だけメニューを残してください。
メニューの移行で生成される認可のリソースIDは、メニューIDが設定されます。¶
- 認可リソースIDにはメニューIDが設定されるため、他の機能(例えばWebサービス)の認可リソース設定と、同じ値にならないようにしてください。
移行を行うメニューの中に同一URLのメニューが存在する場合は正しく移行を行えません。¶
- 同一URLのメニューは、同一のルーティング設定(URI)になるため、正しく移行を行えません。
- 異なるURLを設定し、移行後、メニュー設定/ルーティング設定/認可設定をメンテナンスしてください。
アクセスセキュリティ(ロール)
intra-mart Accel Platform のロールと同じロールIDを持つロールが移行元に存在する場合、内容が上書きされます。¶
- intra-mart Accel Platform でインストールされる標準のロールと同じロールIDのロールが移行元環境に存在する場合、ロールが移行元の内容で上書きされます。
- 移行前と移行後のロールを比較し、メンテナンスしてください。
アクセスセキュリティ(情報更新管理)
アプリケーション共通マスタ API に関しては、互換対応表を参照してください。¶
- アプリケーション共通マスタ API に関しては、互換対応表を参照してください。
ドキュメントワークフローのコンテンツ画面に対してテーマ設定が必要です。¶
- 各画面はIFRAME を利用して表示されるため、コンテンツ画面に対してtheme-no-theme-path-config 設定が必要になります。
ドキュメントワークフローはスマートフォンで利用できません。¶
- スマートフォンは非サポートになります。
ポータルのアクセス権設定は移行されません。¶
- intra-mart Accel Platform の認可設定に従って、ポータル/ポートレット/ポートレット編集モード に対し、アクセス権を設定してください。