intra-mart Accel Platform / Introduction

第3版 2014-01-01

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intra-mart のその他の特徴

intra-mart AccelPlatformには、次のような優位性があります。

クラウド対応

intra-mart Accel Platformは、オンプレミスだけでなく、プライベート、パブリッククラウド環境それぞれに設置できる完全なハイブリッド対応です。

搭載アプリケーションは、どこでも同じように動かせるので、オンプレミス上の業務アプリケーションをプライベートクラウド/
パブリッククラウドへ展開することができ、さらにそれぞれのクラウド上のアプリケーション同士が連係動作することもできます。
そのためintra-martはシステムの場所を選ばず、オンプレミスもクラウドも境目のない全体最適が実現できます。

さらにintra-mart Accel Platformからは、クラウド間のアプリケーション利用時のユーザー認証、ログイン処理が簡素化されました。
オンプレミスとプライベートおよびパブリッククラウドを利用するintra-martユーザーの認証プロセスを統合できます。
つまり、intra-martにログインすると、メニューにオンプレミスやハイブリッドクラウド上で動作するさまざまなアプリケーションが
集約して表示され、利用者はそれぞれのアプリケーションがどのロケーションで動作しているのかをまったく意識することなく
同列に取り扱うことができます。

最近では、GoogleやAmazonが提供するパブリッククラウドにおいて、オープンIDやSAML、Oathなど、オープンな技術を利用した
グローバルな認証基盤が浸透していますが、intra-mart Accel Platformではこれらの標準的な認証基盤にも対応しています。(要別途製品)
例えば、intra-martにログインした従業員は同じIDでGoogle上のクラウドコンテンツ(GmailやGoogle Apps for Businessなど)を
利用できます。
従業員は、自分が使うアプリケーションが、オンプレミス、プライベート/パブリッククラウドのいずれに配置されているかを
気にすることなく、自分の利用するPCやスマートデバイスをポータル画面として、アプリケーションをシームレスに利用できます。
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多言語対応とタイムゾーン

ログインユーザごとに、使用する言語を切替えることができるアプリケーションの開発が行えます。言語を切り替えると、
メニュー項目名などがユーザの指定した言語に切り替わります。
intra-mart Accel Platformからは日本語・英語・中国語(簡体字)が標準で搭載されています。また言語セットは追加も柔軟に行えます。
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あわせてintra-mart Accel Platformではその拠点に応じたタイムゾーンが表示されるようになっています。
例えば、メインのサーバーが日本国内で稼働する場合、そこにアクセスする海外の拠点などに設置したPCなどに表示される時刻は、
これまで日本時間で表示されていましたが、システム基盤側に標準で搭載された新しいタイムゾーン機能は、日本国内のサーバーに
アクセスしていても、ユーザ毎に指定したタイムゾーンに変換された時刻を表示できます。
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バージョンアップの容易性

システム基盤の継続的なブラッシュアップ

従来のintra-mart製品は、Ver.5、Ver.6……と、バージョンアップしたシステム基盤を入れ替えて導入する都度、
ユーザー側が以前から利用していたアプリケーションが新バージョンのシステム基盤上でも稼働するかを調べる
「動作検証」が必須でした。そのため、この動作検証のコスト負担が原因で、さまざまなバージョンの
システム基盤があちこちに乱立してしまい、メンテナンスコストが増大するという問題がありました。

しかし、intra-mart Accel Platformでは、この課題が解決されました。最新のシステム基盤をバージョンアップして
利用し続けながらも業務アプリケーションはそのまま使い続けられるようになります。

つまり、システム基盤のバージョンアップにともなう、業務アプリケーションの動作検証自体が不要になります。
これを実現するカギになるのが、「システム基盤のモジュール単位でのバージョンアップ」という新機構です。

バージョンアップ時には、自社にとって必要なモジュールだけを選んで、自社システム基盤に取り込んでいく
ことによって、システム基盤を取り替えることなく、最新技術を必要に応じて取り込んでいくことができます。
これはIAP自身が完全なSOA構造になっているからこそ、実現できた仕組みです。

当社との間で年間保守契約を締結していただければ、システム基盤のバージョンアップおよびモジュールの購入は
その費用にすべて含まれることになり、追加費用は発生せず、年間の運用保守コストを低減、平準化でき、
常に最新技術を取り込んだシステム基盤に成長させていくことができます。

これらの仕組みは、お客さま独自のシステム基盤を確立し、長期的に継続活用していく上で必須の要件です。
またこの仕組みは、intra-martをPaaS基盤とし、その上でSaaS形態でサービスを提供している事業者にも
大変に有益な機構となります。
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「システム基盤のモジュール単位でのバージョンアップ」を管理するのがIM-Jugglingというツールです。
必要なモジュールをチェックすれば、ダウンロードとインストールが自動的に行われ、システム基盤が
モジュール単位でリフレッシュされます。
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強固なセキュリティ

アクセスセキュリティモジュールでの認証

情報漏洩対策として、システム利用者を制限します。

  • ログインユーザの認証機能(LDAP連携可能)
  • アクセスコントロール 《個人レベルの利用制限》
  • 複数会社設定 《組織レベルの利用制限》

アクセスログの保存

情報流出時の追跡・監査として、誰が、何時、システムを使いどのような操作をしたかを記録します。
  • アクセスログにてアクセス元を特定することが可能
  • ログイン/ログアウト履歴の保存
  • ユーザの操作ログ保存

マルチテナント型アプリケーションの構築

intra-martでは、複数企業を束ねるマルチテナントへの対応が標準で実装されています。
これまでは各テナントでアプリケーションを共通利用するものの、データベースについてはそれぞれの企業単位で
スキーマを分けて運用管理する方式でした。しかし、intra-mart Accel Platform では、一つのテナントの中(ひとつのデータベース
スキーマの中)で複数の企業を対応させることも可能になります。
これにより、従来よりも多くの企業がアプリケーションを共用できるため、マルチテナント化はアプリケーションの
利用効率の向上と集約化を進めるメリットをもたらします。

またこれにより、複数のグループ会社をまたがったワークフローの導入も実現できます。例えば、シェアード会社に
よるグループ全社横断的なバックオフィス業務のアウトソーシングも可能になり、これはグループ全体の業務効率化に
寄与することになります。
このような複数企業に対応したアプリケーションを一つのWAR(Web アーカイブ)ファイルとして、アプリケーション上に
配置する形態なので、SaaS事業者などは企業グループそれぞれにWARファイルを複数配置することでさらに効率のよい
運用時のメンテナンスを実現していくことが可能になりました。
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scale:50%

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