intra-mart Accel Platform / スクリプト開発モデル プログラミングガイド

第6版 2014-01-01

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定義済みアクセスコンテキスト

intra-mart Accel Platform ではあらかじめいくつかの種別のアクセスコンテキストが定義されています。
以下で、それぞれのアクセスコンテキストについて説明します。

アカウントコンテキスト

アクセスしたアカウントに関する情報を保持するアクセスコンテキストです。
システムの基本情報を保持し、認証状況やユーザコードなどを取得できます。
intra-mart Accel Platform 上で常に利用可能です。

プロパティの解決順序

アクセスコンテキストの情報は、ユーザの種別によらず定義された解決順序によって適切な値が取得できます。
例えば、ロケールを取得する場合、以下の解決順序によって必ず値が取得できます。
  1. アカウント情報に設定された個人設定のロケール
  2. テナント情報に設定されたテナントのロケール
  3. ブラウザからアクセスする際に設定されたロケール
  4. システムに設定されたデフォルトのロケール
この解決順序により、ログインしていない未認証ユーザの場合でも、必ずロケールが取得できます。
アクセスコンテキストの各プロパティの解決順序は、下記の表にあるとおりです。
../../../../_images/account_context_resolve.png

その他のコンテキスト

クライアントコンテキスト

アクセスしたクライアントに関する情報を保持するアクセスコンテキストです。
アクセスしたクライアント情報をクライアントタイプIDとして取得できます。
Web実行環境で利用可能です。
PCでアクセスした場合は、クライアントタイプID「pc」が取得できますが、
スマートフォンでアクセスした場合は、クライアントタイプID「sp」が取得できます。

ユーザコンテキスト

ユーザ名や組織情報など、IM共通マスタで保有するユーザプロファイル情報を保持するアクセスコンテキストです。
Web実行環境で利用可能です。
現在ユーザが選択している所属組織情報が取得できます。
一時的に所属組織を切り替えた場合、切り替えた所属組織情報が取得できます。

ジョブスケジューラコンテキスト

ジョブスケジューラによるジョブ実行時に生成され、ジョブやジョブスケジューラに関する情報を保持するアクセスコンテキストです。
ジョブ実行環境で利用可能です。
「ジョブ設定画面」で設定された情報や実行パラメータが取得できます。

認可サブジェクトコンテキスト

認可を実行するためのサブジェクト情報を保持するアクセスコンテキストです。
システムで利用するためのアクセスコンテキストであり、ユーザが直接利用することはありません。

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