intra-mart Accel Platform / スクリプト開発モデル プログラミングガイド

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仕様

アクセスコンテキストの分類

アクセスコンテキストは、情報の種類を表す「種別」によって分類され、システムの提供する「実行環境」において利用可能です。
  • 実行環境: 実行環境は、アクセスコンテキストを利用可能な環境を表し、開始から終了までのライフサイクルを持ちます。
  • 種別: 関連する情報をまとめた1つのアクセスコンテキストのモデルを表す種別です。

実行環境

実行環境は、アクセスコンテキストを利用可能な環境を表します。
開始から終了までのライフサイクルを持ち、ライフサイクル中は自由にアクセスコンテキストを利用可能です。
1つの実行環境には、あらかじめ定義された複数の種別のアクセスコンテキストが存在します。

実行環境一覧

intra-mart Accel Platform では、以下の様な実行環境が定義されています。
  • Web実行環境
HTTPを利用したリクエストで開始するライフサイクルを持つ実行環境です。
HTTPセッションを利用して、ユーザ情報をログインからログアウトまで保持します。
  • ジョブ実行環境
ジョブスケジューラから起動されるライフサイクルの実行環境です。
  • その他の実行環境
上記以外のリクエストにより開始されるライフサイクルは、それぞれ別の実行環境となります。
システム起動時や非同期実行環境などがあります。

コンテキスト種別

アクセスコンテキストのモデルは、コンテキスト種別によって分類されます。
1つの実行環境にはあらかじめ定義されたコンテキスト種別のアクセスコンテキストが1つずつ存在します。
コンテキスト種別はあらかじめ定義された文字列で表されます。

定義済みコンテキスト種別一覧とサポート実行環境一覧

intra-mart Accel Platform では予め以下の種別のアクセスコンテキストが定義されています。
コンテキスト種別 Web実行環境 ジョブ実行環境
アカウントコンテキスト 利用可能 利用可能
クライアントコンテキスト 利用可能  
ユーザコンテキスト 利用可能  
ジョブスケジューラコンテキスト   利用可能

その他の仕様

コンテキストキャッシュ

通常アクセスコンテキストはアクセスの終了により破棄されます。
Web実行環境では、ユーザに紐付く情報を持つアクセスコンテキストはセッションにキャッシュされ、ログイン時のユーザ情報がログアウトするまで保持されます。

切替処理

アクセスコンテキストの情報の変更は切替処理によって行われます。
切替処理は予めシステムで定義された情報・実装に従って行われ、プログラムから直接情報を書き換えることはできません。

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