IM-SecureSignOn for Accel Platform セットアップガイド 第7版 2019-12-25

Solaris/Linux 版のインストール

  1. 配布アーカイブファイルの展開

    展開するアーカイブファイルは、 Wrapper/bin ディレクトリ内にあります。
    以下のコマンド例により、インストール先のディレクトリにファイルを展開してください。
    % gunzip -c wrapperd4100_xxx.tar.gz | tar xvf -
    
    SSO ディレクトリが作成され、ファイルが展開されます。
    ※ コマンド例で示した、ファイル名の「xxx」の部分は、各プラットフォームよって異なります。
    ご利用の環境にあわせて変更してください。

    注意

    既に存在するファイルは上書きされてしまいますので、バージョンアップインストールの場合は、事前に設定ファイル等を退避させてください。
  2. Webラッパーインストール前の準備

    SSO ディレクトリ内のインストーラ設定ファイル(SSO/Installer.conf)をテキストエディタで開き、インストール方法により下記の設定項目を指定してください。

    コラム

    ディレクトリ設定箇所は絶対パスで指定する必要があります。

    コラム

    ディレクトリのパスにスペースを含む場合、ダブルクォートで囲むか、エスケープする必要があります。
    • Webラッパーのみをインストールする場合
    設定項目 備考
    INSTDIR  
    ADMIN_FLG 0 を指定してください。
    • Webラッパーと管理ツールをインストールする場合(Tomcat 同時インストール)
    設定項目 備考
    INSTDIR  
    ADMIN_FLG 1 を指定してください。
    ADMIN_CONTEXT  
    JAVA_HOME  
    TOMINS_FLG 1 を指定してください。
    TOMCAT_ARCHIVE  
    ADMIN_PORT  
    • Webラッパーと管理ツールをインストールする場合(既存 Tomcat を使用)
    設定項目 備考
    INSTDIR  
    ADMIN_FLG 1 を指定してください。
    ADMIN_CONTEXT  
    JAVA_HOME  
    TOMINS_FLG 0 を指定してください。
    CATALINA_HOME  
    CATALINA_CONF  
    CATALINA_PORT  
    ADMIN_PORT  
  3. Webラッパーインストーラ(SSO/Installer)を実行します。

    次の質問に対して、適切な値を設定してください。
    1. 管理ツールユーザ名

    2. 管理ツールパスワード

    3. 管理ツール接続許可IP

      名前解決が可能なホスト名、IPアドレス、ネットワークアドレスによる指定が可能です。
      例: localhost|mypc|192.168.0.1
      (ローカルホスト、mypc という名前の端末、192.168.0.1 の IP アドレスを持つ端末から、接続を許可します。)
  4. ファイルオーナー、パーミッションの変更

    Webラッパー 管理ツールから Webラッパー の「起動/停止」が行えるように設定します。
    以下のコマンドを実行してください。
    # chmod 755 SSO/rc/
    # chmod 4755 SSO/wrapperd/wrapperd
    # chown root:root SSO/rc/*
    
  5. ディレクトリオーナーの変更

    Webラッパー は通常 nobody で実行されます。
    インストール先ディレクトリの所有者をnobodyに変更します。
    適切な所有者が設定されないと、ログファイルを書き込めないため、Webラッパー は起動に失敗します。
    以下のコマンドを実行してください。
    # chown nobody:nobody SSO/wrapperd