PDF変換サーバ(Windows) での作業¶
PDF変換サーバ(Windows) での作業内容を説明します。PDF変換サーバ(Windows) を複数台 用意する場合は、各 PDF変換サーバ(Windows) に以下の作業を実施してください。
目次
Javaランタイムのインストール¶
PDF変換サーバ(Windows) に管理者権限(Administrator)のあるユーザでログインしてください。以下は参考としてJDK.Ver.7.x の前提で記述しています。基本は intra-mart Accel Platform で使用するJDKのバージョンと合わせてください。 Javaランタイムをダウンロードします。Javaランタイムのインストーラは、オラクル社のサイトからダウンロードできます。http://java.com/ja/download/ (2016年7月 現在) ダウンロードしたインストーラから、インストールを行います。インストールに関する詳細は、オラクル社のサイトを参照してください。インストール完了後に、コマンドラインに以下を入力しリターンキーを押します。
> java -version コマンドラインにJavaのバージョン情報が表示されたら、インストールは成功です。
Tomcat のインストール¶
PDF変換サーバ(Windows) に管理者権限(Administrator)のあるユーザでログインしてください。以下は参考としてTomcat.Ver.7.x の前提で記述しています。 Tomcatのインストーラをダウンロードします。http://tomcat.apache.org/ (2014年12月 現在) ダウンロードしたインストーラから、インストールを行います。インストールに関する詳細は、該当ドキュメントを参照してください。 各サーバの環境に合わせて、Tomcatを適宜 設定してください。 Tomcatのポート番号は Resinサーバ のポート番号と衝突しないようにしてください。Tomcatのポート番号は %CATALINA_HOME%/conf/server.xml にて設定できます。コラム
WEBアプリケーションサーバは、Tomcat Ver.7.x / 8.x にて検証しています。
PDFコンバータXP のインストール¶
PDF変換サーバ(Windows) に管理者権限(Administrator)のあるユーザでログインしてください。「 PDFコンバータXP インストール・ガイド 」 の 「PDFコンバータXP のインストール」 に沿って、インストールしてください。
OSを再起動してください。
PDFオートコンバータEX のインストール¶
PDF変換サーバ(Windows) に管理者権限(Administrator)のあるユーザでログインしてください。 「 PDFオートコンバータEX インストール・ガイド 」 の 「PDFオートコンバータEX のインストール」 に沿って、インストールしてください。32bit版、64bit版でインストーラが異なりますので注意してください。 OSを再起動してください。注意
UACの監視下にあるディレクトリにインストールした場合、ディレクトリの読み書きにおいて制限を受ける可能性があります。PDFオートコンバータEX のインストール先に、「Program Files」等 UACの監視下にあるディレクトリは避けてください。(インストール先の例) C:/tool/AutoConverterEX注意
異なるバージョンの、 PDFオートコンバータEX がインストールされている環境では、インストール前に以下のフォルダを削除してください。C:/YSS_Settings/Auto Converter EX上記フォルダは隠しフォルダとなっているため、フォルダ名を直接入力し削除ください。
PDFオートコンバータEX の環境設定¶
「 PDFオートコンバータEX インストール・ガイド 」 の以下の章の設定をしてください。
「【重要】WindowsServer xxxxx における必須の設定」 「共通で設定したほうが良い事項(推奨)」 「アプリごとの変換に必要な設定(必須)」
環境変数の設定¶
PDF変換サーバ(Windows) に管理者権限(Administrator)のあるユーザでログインしてください。 以下の環境変数を設定します。環境変数は、Tomcatの起動ユーザから参照できるよう設定してください。IM-PDFCoordinator/intra-mart AccelDocument SecureDownloadOption を同じサーバにインストールしている場合は、環境変数の順番が PDFメイクアップ、PDFオートコンバータEX となるよう注意してください。順番を間違えますと動作しません。環境変数は、通常であればシステム環境変数に設定いただければ問題ありません。
環境変数名 設定内容 PATH % PDFオートコンバータEX のインストールフォルダ%/bin 以下を設定してください。
Tomcat の共通libフォルダ(%CATALINA_HOME%/libが一般的)に、<autoex.jar> ファイルを配置します。<autoex.jar> ファイルは、imart/client フォルダにあります。
場所 ファイル名 %CATALINA_HOME%/lib autoex.jar コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行してください。
> yexset 以下の画面が表示されれば環境変数の設定は完了です。コラム
環境変数設定後は、必ず Resin をプロセスごと再起動してください。
warファイルのデプロイ¶
imart/server フォルダを開き、<autoexsoap.war> ファイルを、TomcatのWEBアプリケーション配置ディレクトリにコピーします。通常は %CATALINA_HOME%/webapps です。 autoexsoap.war ファイルを、<axis2.war> にリネームします。コラム
複数台の PDF変換サーバ(Windows) を用意している場合は、すべての PDF変換サーバ(Windows) に対して実施してください。
コラム
WEBアプリケーションサーバは、Tomcat Ver.7.x / 8.x にて検証しています。
注意
warファイルのデプロイには、WEBアプリケーションサーバ(Tomcat等)が停止している必要があります。
設定ファイルの編集¶
axis2.xml ファイルを環境に合わせて修正してください。
ファイル 場所 axis2.xml %CATALINA_HOME%/webapps/axis2/WEB-INF/conf attachmentDIR は、クライアントからアップロードされるファイルの一時保存先です。必ず指定する必要があります。<axisconfig name="AxisJava2.0"> ~~~~~~~~省略~~~~~~~~~ <!--Uncomment if you want to enable file caching for attachments --> <parameter name="cacheAttachments">true</parameter> <!-- 添付ファイル(クライアントからアップロードされるファイル)の一時保存先です。必ず指定してください --> <parameter name="attachmentDIR">C:\tmp</parameter> <parameter name="sizeThreshold">4000</parameter> ~~~~~~~~省略~~~~~~~~~ </axisconfig> 修正後にサーバを再起動してください。 以上で作業は完了です。
Tomcat の起動¶
- Tomcatを起動してください。TomcatはWindowsにログインし手動起動をお願いいたします。どうしてもサービス起動が必要な際には、個別にご相談ください。
コラム
Tomcat起動中のログに異常(Exceptionなど…)がないことを確認ください。
注意
環境設定は、Tomcatの起動ユーザで行ってください。環境設定を行ったユーザと、Tomcatの起動ユーザが異なる場合、正常に動作しません。