IM-PDFDirectPrint for Accel Platform 2020 Spring リリースノート 初版 2020-04-01

制限事項

共通の制限事項

  • PDFファイルにフォントが埋め込まれておらず、該当フォントが IM-PDFDirectPrint for Accel Platform の稼働するマシン上に存在しない場合、代替フォントにて印刷されます。印刷環境によって印刷結果に差異がでることを防ぐため、印刷対象のPDFファイルにはフォントを埋め込むことを推奨いたします。
  • 高負荷が予想されるシステムでは、システム構成を含めた検討が重要です。システムからの大量印刷が要件に含まれる場合には、事前に営業までご相談ください。
  • プリンタは物理プリンタを想定しています。仮想プリンタへの印刷を検討されている場合は、別途営業までお問合せください。
  • Linux、UNIX での利用については、個別に営業までお問い合わせください。
  • クライアント側に接続されたプリンタに直接印刷する場合には、個別に営業までお問い合わせください。
  • 印刷対象PDFファイルの 注釈・フォーム・しおり・リンク・署名等は印刷されません。このため、ファイルの見た目が変わる可能性があります。これらの情報が必要な場合は、印刷して再度PDFを作成してください。
  • 利用環境のJDKは必ずは統一してください。バージョン、ビット数の異なるJDKを利用した運用はサポート対象外です。
  • IM-PDFDirectPrint for Accel Platform は、動作に管理者権限(Administrator)が必須です。
  • ウイルスソフトによっては、ウイルスチェック時にファイルを掴むものがあります。PDF処理に影響がでる場合は、作業フォルダをウイルスチェックの対象から外す必要があります。
  • IM-PDFCoordinator for Accel Platform / IM-PDFAutoConverter for Accel Platform / IM-PDFDirectPrint for Accel Platform を同一サーバ上で同居させる場合には、環境変数 PATH の設定順序を、
    1. IM-PDFCoordinator for Accel Platform
    1. IM-PDFAutoConverter for Accel Platform
    1. IM-PDFDirectPrint for Accel Platform
  • とする必要があります。上記の順番で設定がされていない場合、エラーとなります。 * プリンタ/プリンタドライバの性能によっては、正しく印刷できない(データの欠落/用紙サイズの設定が反映されない)可能性があります。必ず事前に実際に使用する予定のプリンタでテストを行ってください。正常に出力できない場合は、プリンタメーカー様に問い合わせをして頂く必要があるケースがあります。 * プリンタスプールは1つずつ動作するため、1つのプリンタで処理は並列には行われません、同時に処理要求をした場合にも、当社製品側では1処理順次処理に変換します。大規模な印刷を行う場合には、印刷サーバを複数台設置するなど、特別な対応が必要です。
  • その他の制限事項については、 IM-PDFDirectPrint for Accel Platform のマニュアルを参照してください。
  • その他最新の技術情報は、intra-mart Developer Support Site を参照してください。
  • 円マークとバックスラッシュなど、同じ文字コードであって利用フォントによって字形が異なる文字があります。適切なフォントを利用してください。
  • http://www.intra-mart.jp/developer/index.html

サポートするPDFファイルの制限

事前にご評価頂ければ、一般的なPDFファイルはほとんど問題がないことはご理解頂けると思いますが、安定した運用を考えますとPDFファイルを生成するソフトを制限することをお勧めします。以下は当社がバージョンアップ等を常にウォッチして動作確認をしているPDFファイルの範囲です。ご確認をお願い致します。
下記以外のPDFファイルでも、別途有償にてサポート可能な場合があります。個別に営業までご相談ください。

PDF生成ソフト以外の注意事項

以下のケースはサポート対象外です。
  • PDFファイルにオープンパスワードが付与されており、オープンパスワードがわからない場合
  • PDFファイルにセキュリティパスワードが付与されており、セキュリティパスワードがわからない場合
  • PDFファイルに電子署名が付与されている場合
  • PDFファイルのポートフォリオ機能が利用されている場合
上記以外の制限については、必ず事前に以下のドキュメントを確認ください。

PDFファイルにフォントを埋め込む際の注意点

PDFファイルにフォントが埋め込まれていないと、PDFファイルの見た目が崩れる可能性があります。

原因

製品のデフォルトの設定においては、PDFファイル内部では、フォント名・フォントサイズなどのデータが格納されており、フォントファイル自体は存在しておりません。
通常PDF ファイルを表示する場合、フォント名・フォントサイズなどのデータを閲覧する機器内のフォントファイルを利用し表示されています。
AdobeReader の場合は該当フォントが端末上に存在しない場合はそのフォントに近い代替フォントを表示させる機能(すべてのフォントの代替はしない)があります。
PC やモバイル端末においては同じフォントが存在しない場合があります (特に利用頻度が高い Microsoft系のフォントは、通常は Windows にしか入っておりません)。
PDF ファイルを表示した場合、フォントの幅等が違うものが参照され、対象ドキュメントの表示が崩れた状態となります。

対応策

フォント埋め込み済みのPDFファイルの場合、参照フォント情報はPDFファイル内のものから対応し、正確な表示となります。
モバイル端末でPDF ファイルを表示させる場合は、必ずフォントの埋め込み処理を行い、表示の崩れを防いでください。
フォント埋め込みの設定方法については、各製品のマニュアルを参照ください(一部の製品はフォント埋め込みに対応していません。詳細は営業までお問合せください。)。

注意点

PDF にフォントを埋め込む場合、参照フォント領域がPDF に追加される為、出力されるPDF ファイルのサイズが大きくなります。
これはPDF ファイルの仕様となります。
どれくらいファイルサイズが大きくなるのかに関しては、実際のファイルにて事前にご確認ください。