intra-mart IM-Workflow トラブルシューティング 第17版 2019-12-01

4.13. 処理対象者や確認対象者、参照者情報が更新されない


4.13.1. IM-共通マスタで変更した情報が反映されない

対象バージョン

  • iWP / iAF の場合

    • IM-Workflow 7.2.5 ~ 最新バージョン
  • intra-mart Accel Platform の場合

    • 2012 Autumn(Alba) IM-Workflow 8.0.1 ~ 最新バージョン

現象

IM-共通マスタ で変更した情報が IM-Workflow に反映されていません。
よく発生する事象は以下の通りです。
  • 追加したユーザ、組織が処理対象者や確認対象者、参照者に反映されません。
  • 変更したメールアドレスに、メールが送信されません。
  • 変更した会社名、組織名、ユーザ名、役職名、役割名、ロール名、パブリックグループ名などが反映されません。
上記は、サービスを再起動すると反映されます。

条件

「IM-Workflow システム設定」で、以下の設定を “false” (キャッシュ化する)としている。

  • 「処理対象者標準プラグイン結果キャッシュ利用不可設定(not-use-standard-plugin-result-cache)」

原因

製品の仕様です。
「処理対象者標準プラグイン結果キャッシュ」機能により、マスタ更新前のキャッシュ情報が残っている可能性が考えられます。
機能詳細は、「 IM-Workflow 仕様書 」の「3.24 処理対象者標準プラグイン結果キャッシュ」を参照してください。

解決方法

ありません。

回避方法

  • 「IM-Workflow システム設定」で、以下の設定を “true” (キャッシュ化しない)とすることで、マスタ情報がキャッシュされない状態となるため、現象は発生しなくなります。

    • 「処理対象者標準プラグイン結果キャッシュ利用不可設定(not-use-standard-plugin-result-cache)」

注意

既にキャッシュ化する状態で運用されている場合は、設定変更の前に、パフォーマンスの観点での運用検証を行うことを推奨します。

  • 以下のいずれかの対応を実行することで、変更内容は反映されます。

    • iWP / iAF / intra-mart Accel Platform の再起動
    • 「処理対象者標準プラグイン結果キャッシュ削除」バッチ・ジョブの実行

    コラム

    「処理対象者標準プラグイン結果キャッシュ削除」バッチ・ジョブは、以下のパッチ・アップデートで追加された機能です。

    • iWP / iAF の場合

      • IM-Workflow 7.2.8
    • intra-mart Accel Platform の場合

      • 2013 Summer(Damask) IM-Workflow 8.0.4

復旧方法

ありません。