intra-mart IM-Workflow トラブルシューティング 第17版 2019-12-01

5.3. 申請画面の表示が遅い

関連する現象


5.3.1. 申請画面の表示が遅い

対象バージョン

  • iWP / iAF の場合

    • IM-Workflow 7.2.0 ~ 最新バージョン
  • intra-mart Accel Platform の場合

    • 2012 Autumn(Alba) IM-Workflow 8.0.1 ~ 最新バージョン

現象

申請画面の表示に時間がかかる。

条件

申請対象のフローで使用しているルートの申請ノードに、大量のユーザ、または大量のユーザが所属する組織やパブリックグループ、ロールなどが指定されている

原因

申請画面表示の際、画面に表示する「担当組織」情報を取得します。
案件を申請する際に選択可能な所属組織情報を取得する API「ApplyManager#getAuthUserOrgz」の処理内容は、ワークフローパラメータが製品標準の状態の場合、次の通りです。
  • IM-Workflow 仕様書 」 ワークフローパラメータ「処理対象ユーザの所属情報取得方法設定」より

    target-users-organization-retrieving-type」の設定値が「user-from-orgz」の場合は、ルート定義で設定した処理対象をユーザ単位に展開し、申請するユーザと比較することで所属情報を確定します。
    ユーザが多数の「組織、役職、パブリックグループ、役割、ロール」に所属する場合の利用を推奨します。
この場合、「組織、役職、パブリックグループ、役割、ロール」にそれぞれ多数のユーザが所属する場合、処理時間が増加します。

解決方法

以下の対策が考えられます。
  • ワークフローパラメータで処理対象ユーザの所属情報の取得方法を変更します。
    以下の箇所の設定値を「orgz-from-user」に変更してください。
    <param>
          <param-name>target-users-organization-retrieving-type</param-name>
          <param-value>user-from-orgz</param-value>
    </param>
    
    上記設定を行った場合、「担当組織」情報を取得する際の処理内容は、次の通りです。
    • IM-Workflow 仕様書 」 ワークフローパラメータ「処理対象ユーザの所属情報取得方法設定」より

      「target-users-organization-retrieving-type」の設定値が「orgz-from-user」の場合は、申請するユーザの所属情報を取得した後、ルート定義で設定した処理対象と比較することで所属情報を確定します。
      「組織、役職、パブリックグループ、役割、ロール」にそれぞれ多数のユーザが所属する場合の利用を推奨します。

コラム

当解決方法は 2014 Summer(Honoka) IM-Workflow 8.0.8 以降のアップデートを適用することで採用することができます。
iWP / iAF の場合は当解決方法を採用することはできません。