4.2.2. ユーザの情報を無効化した時に必要な作業¶
退職等によるユーザのデータを無効化するための方法です。
退職するユーザのデータの無効化¶
想定ケース¶
- ユーザが退職した場合の手続き
手順¶
対象ユーザの案件の完了
対象のユーザが処理対象者になっている案件をすべて完了しておきます。(対象ユーザ自身の作業)
「サイトマップ」→「ワークフロー」→「未処理」をクリックします。
処理対象の案件が表示されますので、1件も表示されなくなるまですべて処理を実行します。
コラム
代理設定が行われており、自分以外の処理対象案件が表示される場合には、一覧の上の代理のトグルボタンをクリックしてオフにします。
ワークフローの同期リスナーの設定
「 IM-Workflow 管理者操作ガイド 」の「 ワークフロー同期リスナーを設定する 」に基づいて、同期リスナーを設定します。同期リスナーを設定すると、 IM-共通マスタ のデータが更新・削除されたタイミングで、ワークフロー側の設定に変更内容を反映します。詳細については、「 IM-Workflow 仕様書 」の「 同期リスナー機能 」を参照してください。
- ワークフロー側で提供しているリスナーは、以下の9つがあります。
- ノード処理対象者(固定指定)同期リスナー
- 代理先同期リスナー
- 案件操作権限者同期リスナー
- 代理設定権限者同期リスナー
- 管理グループ同期リスナー
- 標準組織同期リスナー
- 一時保存案件同期リスナー
- ユーザ選択一覧パターン同期リスナー
- 利用者ノード設定同期リスナー
退職ユーザの無効化
退職するユーザのデータの無効化の手順は、「 IM-共通マスタ 管理者操作ガイド 」の「 退職するユーザの設定を行う 」に基づいて、対応を実施します。IM-Workflow の処理対象者プラグイン結果キャッシュの削除
「 テナント管理者操作ガイド 」の「 ジョブを設定する 」に基づいて、以下のジョブネットを実行してください。処理対象者プラグインキャッシュを削除すると、ワークフローに設定された処理対象者プラグインから IM-共通マスタ の最新のデータに基づいて、ユーザに展開することができます。このジョブネットを実行しないと、ユーザへの展開時に IM-共通マスタ の更新内容が反映されない場合があります。
- 「 IM-Workflow 」→「処理対象者標準プラグイン結果キャッシュ削除」
未完了案件への処理対象者の設定
退職するユーザが処理対象者となる案件がすべて完了済みにならなかった場合の対象案件の確認と対応方法です。
「 ViewCreator for IM-Workflow 連携ガイド 」の「 ユーザ別の滞留案件の一覧を作成する 」を参考に、退職するユーザの未処理案件の有無を確認します。未処理案件が存在する場合、後続の手順で必要な対応を実施します。
振替を利用する場合
- 「 IM-Workflow ユーザ操作ガイド 」の「 振替を行う 」に基づいて、対象案件の振替を実行します。
案件操作を利用する場合
「 IM-Workflow 管理者操作ガイド 」の「 参照を利用する 」に基づいて、以下のいずれかの対応を実施します。
- 「 ノードの移動 」で対象案件を強制的に終了する
- 「 ノードの処理/確認対象者の変更 」で処理対象者を別のユーザに変更する
コラム
対象の案件のフロー定義の「対象者を展開する日」が「システム日」の場合には、退職日以降で「処理対象者の再展開」を実行すると、退職するユーザが処理対象者から解除されます。