intra-mart IM-Workflow / IM-FormaDesigner / IM-BIS 本番適用ガイド 第7版 2019-08-01

4.3.1. 運用中バージョンの変更による影響範囲( IM-Workflow )

IM-Workflow で未完了案件が存在する状態で定義の変更を行った場合の影響

IM-Workflow の案件が存在する状態で、関連する定義やプログラムに変更を行った場合の影響範囲の概要は、以下の図の通りです。
スナップショットの対象外の変更は、未完了案件(申請中の案件)に反映されますので、注意してください。
../../../_images/snapshot_area.png

IM-BIS で未完了案件が存在する状態で定義の変更を行った場合の影響

原則、 IM-BIS 、 IM-FormaDesigner の定義内の情報については、 IM-Workflow で行われている申請時のスナップショットの対象外です。
そのため、処理中の案件が存在するバージョンへの変更を行うと、案件にも変更内容が反映されます。
処理中の案件が存在する状態で変更を行った場合の影響には、以下の例があります。
  • IM-FormaDesigner への追記設定
    変更した場合、処理中案件の承認ノードで追記できる項目が変更されます。
    承認ノードでの追記後に変更された場合、追記内容は案件の入力内容として保持されます。
  • IM-FormaDesigner のフォームの変更
    処理中案件の承認ノード等で表示される画面(フォーム)が変更されます。
  • IM-BIS の動的処理者設定

    処理中案件に対する動的処理者の設定前に、動的処理者設定を変更した場合、変更後の設定に基づいて、処理対象者が決定します。
    一度設定後であっても、差し戻し等で処理対象者を再決定する場合にも、変更後の設定で動的処理者が決定します。

未完了案件(申請中の案件)に変更が反映される定義や設定

以下の一覧は、変更内容が未完了案件(申請中の案件)に反映されるかどうかをまとめています。
運用中に変更を行う場合には、以下の一覧を参考にし、影響範囲を考慮した上で実施してください。
  • image_ok :反映される

  • image_ng :反映されない(申請時の情報を保持or参照する)

    定義 詳細 反映有無 補足事項
    コンテンツ定義
      基本情報 image_ng  
    画面 image_ng  
    ユーザプログラム image_ng  
    メール image_ng  
    IMBox image_ng  
    ルール image_ng  
    ルート定義
      基本情報 image_ng  
    ルート詳細 image_ng  
    フロー定義
      基本情報 image_ng  
    参照者 image_ng  
    コンテンツ詳細 image_ng  
    ルート詳細 image_ng  
    ユーザモジュール(プログラム関連)
      画面 image_ok コンテンツ定義の参照先の実ファイル(ソース)の変更は、案件に反映されます。
    ユーザプログラム image_ok コンテンツ定義の参照先の実ファイル(ソース)の変更は、案件に反映されます。
    メール定義 image_ok  
    IMBox定義 image_ok  
    ルール定義 image_ng  
    IM-FormaDesigner アプリケーション(フォーム) image_ok  
    IM-共通マスタ
      ユーザ image_ng メールアドレスは、送信日時点のマスタを参照します。
    組織 image_ng  
    役職 image_ng  
    パブリックグループ image_ng  
    役割 image_ng  
    ロール image_ng