5.1.2.31. 組織フィルタリング設定¶
組織フィルタリングを設定します。
設定一覧 論理名 物理名 設定内容 組織フィルタリング設定の可否use-department-filtering 設定値未設定の場合は false の挙動と同じです。true:フィルタリングするfalse:フィルタリングしない(初期値) 組織フィルタリング設定の対象フロー設定department-filtering-target-flow 組織フィルタリング設定の対象フローのフローIDを指定してください。複数の案件を指定する場合は「,(カンマ)」区切りの値を指定してください。当設定は「組織フィルタリング設定の可否」で「true」を指定している場合に適用されます。コラム
組織フィルタリングとは処理権限者のシステム日時点の所属組織で処理した案件のみを表示するオプションです。処理権限者がシステム日時点で、過去に処理した案件で選択した組織に所属していない場合、一覧に表示されません。組織フィルタリングを行うには「組織フィルタリング設定の可否」が「true」、かつ、組織フィルタリングを行うフローを「組織フィルタリング設定の対象フロー設定」に指定する必要があります。組織フィルタリングの対応画面は以下の通りです。
[処理済(未完了案件)一覧]画面処理権限者単位の案件に対して組織フィルタリングをした案件を表示します。 [処理済(完了案件)一覧]画面処理権限者単位の案件に対して組織フィルタリングをした案件を表示します。 [過去案件一覧]画面処理権限で処理した履歴がある過去案件に対して組織フィルタリングをした案件を表示します。(アーカイブをする際にAPIを用いて、処理した履歴がないユーザを過去案件参照可能ユーザに追加しても表示されません。)コラム
組織フィルタリングは案件操作の「保留解除」、「ノードの移動」を行った案件に対しても適用されます。案件操作権限者が案件操作を行うとき担当組織を指定しません。案件操作権限者が組織に所属している場合は、案件操作権限者の[処理済(未完了案件)一覧]画面、[処理済(完了案件)一覧]画面、[過去案件一覧]画面には、案件操作を行った案件を表示させません。上記の案件を閲覧または案件操作する場合は、案件の操作権限を許可された[参照一覧(未完了案件)]画面、[参照一覧(完了案件)]画面を利用してください。また、[過去案件一覧]画面については、管理グループによる権限制御の利用を検討してください。注意
「組織フィルタリング設定の対象フロー設定」に設定するフローIDは最大でも1000までとしてください。
組織フィルタリング機能が発行するSQLは、「組織フィルタリング設定の対象フロー設定」に設定されたフローIDをIN句に指定します。「組織フィルタリング設定の対象フロー設定」 * 「ログインユーザ(処理権限者)の所属組織数」は1800以下程度としてください。
2000を超えた場合、処理性能が低下することを確認しています。 「組織フィルタリング設定の対象フロー設定」に設定する値は、ログインユーザ(処理権限者)によって所属組織は異なると想定しますので、組織に最も多く所属するユーザを基準として検討してください。 例として組織に最も多く所属するユーザの所属組織数が10であれば、「組織フィルタリング設定の対象フロー設定」は180を超えない値を設定してください。上記に関連した制限事項です。併せて確認してください。
「 リリースノート 」 - 「 各種データベース・JDBCドライバの仕様および、制限に準拠します。 」コラム
当設定は 2017 Winter(Rebecca) より追加されました。