intra-mart Accel Platform IM-Workflow 管理者操作ガイド 第22版 2020-04-01

7.5. ファイルサーバ(ストレージ)の処理が遅く、トランザクションデータの書き込みに時間がかかっているのを解消するには

IM-Workflow では、トランザクションデータの保存先をワークフローパラメータの「 データ保存の設定 」で設定できます。
分散構成でストレージとしてNFSやNAS等を利用しており、保存先を「ストレージ」としている場合、ストレージの性能によっては、トランザクションデータの書き込みがパフォーマンス上のボトルネックになる可能性があります。
このようなケースの場合、トランザクションデータの保存先をデータベースに変更することを検討してください。
データ保存の設定 」は、ご利用のバージョンにより設定可能な値が異なります。
ご利用のバージョンに合わせて、以下の内容を参考にトランザクションデータの保存先の変更を検討してください。
  • IM-Workflow 2012 Autumn(8.0.1) ~ IM-Workflow 2013 Spring (8.0.3)

    データ保存の設定 」で「transaction-file-save-location」の設定ができないバージョンとなるため、 IM-Workflow 最新バージョンへのアップデートを検討してください。
  • IM-Workflow 2013 Summer (8.0.4) ~ IM-Workflow 2016 Spring (8.0.13)

    データ保存の設定 」で「transaction-file-save-location」の値を[2]に変更することを検討してください。
  • IM-Workflow 2016 Summer (8.0.14) ~ 最新バージョン

    データ保存の設定 」で「transaction-file-save-location」の値を[2]、[3]、[4]のいずれかに変更することを検討してください。
トランザクションデータの保存先を変更する手順については、「 トランザクションデータ、添付ファイルの保存先を変更する 」を参照してください。

コラム

弊社にて、ストレージ(NFS)にトランザクションデータを保存した場合と、データベースにトランザクションデータを保存した場合を比較し、同時100申請を行ったケースでは、データベースにトランザクションデータを保存した場合の方が、2倍程度処理が早くなることを確認しています。
ただし、性能はデータ状態やその他の環境に依存しますので、弊社で確認したレスポンスを保証するものでありません。
あくまで参考ですので、お客様の環境で必ず検証してください。