intra-mart Accel Platform IM-Workflow 管理者操作ガイド 第22版 2020-04-01

4.16. 一括処理対象者変更を利用する

一括処理対象者メニューでは、未完了案件の処理対象者を一括で変更できます。
退職等の理由でワークフローを処理中のまま不在になったユーザから、在籍中のユーザに処理対象者を変更する場合等に利用できます。
ワークフローシステム管理者は、全ての案件の処理対象者を変更できます。
ワークフロー運用管理者は、管理対象となっているフローの案件の処理対象者を変更できます。

4.16.1. 変更したい案件を表示する

  1. 「サイトマップ」→「ワークフロー」→「ワークフロー管理者 [1] 」→「一括処理対象者変更」をクリックします。
    [1]

    ワークフロー運用管理者の場合は、「ワークフロー運用管理者」→「一括処理対象者変更」をクリックします。

  2. 一括処理対象者変更画面が表示されます。初期表示の場合は、一覧には何も表示されません。
    「変更元」を選択して、処理対象者の変更を行いたい案件を検索します。
    ../../_images/apply_guide_7_1.png
  3. 変更したい案件を検索します。
    「変更元」の右にある「検索」リンクをクリックします。
    「変更元」を選択するフローティングウィンドウが表示されます。
    ../../_images/apply_guide_7_2.png
    「変更元」は以下を選択できます。
    • ユーザ

      検索条件として指定したユーザの案件を検索します。
    • 処理対象者なし

      検索条件として処理対象者が存在しない案件を検索します。

    コラム

    以下のケースが処理対象者が存在しない場合に該当します。
    • 「ルート定義」 - 「バージョン」 - 「編集」で、処理対象者に「指定なし」を設定した場合
    • 「ルート定義」 - 「バージョン」 - 「編集」で、処理対象者に指定したユーザや組織が無効、または有効期限切れで、展開された処理対象者がゼロ人の場合
  4. 例として、「変更元」をユーザにして「青柳辰巳」が処理対象者になっている案件を検索します。
    フローティングウィンドウの「ユーザ」を選択→「ユーザ検索」で「青柳辰巳」を選択します。
    ../../_images/apply_guide_7_3.png
    一括処理対象者変更画面の一覧に検索結果が表示されました。
    ../../_images/apply_guide_7_4.png
    「青柳辰巳」が処理対象者になっているノード単位で一覧が表示されます。
    • 詳細 image_common_41

      image_common_41 を押下すると、案件の詳細内容がポップアップ表示され、申請された内容を確認できます。
    • フロー image_common_20

      image_common_20 を押下すると、案件のフロー参照画面がポップアップ表示されます。案件のフロー図、現在処理中のノード、各ノードの処理者や処理日時等を確認できます。
    • 履歴 image_common_21

      image_common_21 を押下すると、案件の履歴参照画面がポップアップ表示されます。案件のフロー図、処理が終了したノードの処理日時や、処理の際に処理者が付けたコメント等を確認できます。

コラム

一括処理対象者変更の検索・表示条件指定
表示条件を指定することで、現在表示されている一括処理対象者変更対象の案件を、さらに絞り込んで表示させることができます。
  • <表示条件>を押下します。
    <表示条件>画面(タブ:検索条件)が表示されます。
    ../../_images/apply_guide_7_5.png
  • 絞込条件 - 申請

    申請ノードの対象/対象外を検索条件として指定します。初期値は対象外です。
    対象にすると、申請ノードで処理中の案件を一覧に表示します。
  • 優先度

    案件で指定されている優先度を検索条件として指定します。プルダウンから、「通常」「高」「低」を選択します。
  • 案件番号

    案件の案件番号を検索条件として指定します。入力値の部分一致で検索します。
  • 案件名

    案件の案件名を検索条件として指定します。入力値の部分一致で検索します。
  • 申請基準日

    案件の申請基準日を検索条件として範囲指定します。 image_common_44 を押下して、表示されるカレンダーから日付を選択します。
    一度指定した値を解除したい場合は、 image_common_39 を押下します。
  • 申請日

    案件の申請日を検索条件として範囲指定します。 image_common_44 を押下して、表示されるカレンダーから日付を選択します。
    一度指定した値を解除したい場合は、 image_common_39 を押下します。
  • 申請者

    案件の申請者を検索条件として指定します。
    image_common_19 <検索>を押下すると、申請者検索画面がポップアップ表示されますので、検索条件としたい申請者を選択します。
    ワークフローパラメータ「 表示条件と絞込み条件の申請者 」を利用して選択できる申請者を制御します。
    パラメータは 2020 Spring(Yorkshire) で追加されました。
    一度指定した値を解除したい場合は、 image_common_39 <解除>を押下します。
  • フロー名

    案件のフロー名を検索条件として指定します。入力値の部分一致で検索します。
  • ノード名

    ノード名を検索条件として指定します。入力値の部分一致で検索します。
  • 状態

    案件の状態を検索条件として指定します。「申請待ち」「承認待ち」「再申請待ち」「保留状態」のいずれかを選択します。
  • 到達日

    案件の到達日を検索条件として範囲指定します。 image_common_44 を押下して、表示されるカレンダーから日付を選択します。
    指定した値を解除したい場合は、 image_common_39 を押下します。
  • 処理期限

    案件の処理期限日付を検索条件として範囲指定します。 image_common_44 を押下して、表示されるカレンダーから日付を選択します。
    指定した値を解除したい場合は、 image_common_39 を押下します。
  • 案件プロパティで設定した項目

    案件プロパティに設定した項目で、「一覧表示項目の項目として使用する」が有効、かつ一覧表示パターンで表示項目に設定しているとき、案件プロパティの値に基づいて検索できます。
    検索範囲は、案件プロパティ定義の設定で「単一検索」、「範囲検索」のどちらが設定されているかによって異なります。
    単一値の場合、入力値の部分一致で検索します。範囲検索の場合、入力値以上、または入力値以下で検索します。
一覧表示パターンを選択することで、現在表示されている参照対象の案件一覧の表示項目やソートを変更することができます。
  • <表示条件>を押下します。
    タブを「表示設定」に切り替えます。
    ../../_images/apply_guide_7_6.png
  • 一覧表示パターン

    一覧表示パターン定義で、対象一覧を「一括処理対象者変更」として定義したパターン名が、プルダウンで表示されます。
    設定したい表示パターンを選択します。
「プレビュー」には、選択した一覧表示パターンのプレビューが表示されます。
初期ソートが設定されている場合は、表示の際に、指定されている項目に対して、指定されている順(昇順/降順)で、ソートをかけてから表示します。

4.16.2. 処理対象者を変更する

  1. チェックボックスをクリックして、処理対象者を変更したいレコードを選択します。

    ../../_images/apply_guide_7_7.png
  2. 変更先の処理対象者を選択します。
    「変更先」の右にある「検索」リンクをクリックします。
    「変更先」を選択するフローティングウィンドウが表示されます。
    ../../_images/apply_guide_7_8.png
    「変更先」は以下を選択できます。
    • ユーザ
    • 組織
    • パブリックグループ
    • 役職
    • 役割
    • 組織+役職
    • パブリックグループ+役割
  3. 例として、「変更先」をユーザにして「上田辰男」に変更します。
    フローティングウィンドウの「ユーザ」を選択→「ユーザ検索」で「上田辰男」を選択します。
    ../../_images/apply_guide_7_9.png
  4. 変更先に変更の通知を行いたい場合は、「変更通知を送信する」のチェックボックスをオンにしてください。

    ../../_images/apply_guide_7_10.png
  5. 「変更」ボタンを押下します。
    確認メッセージボックスが表示されますので、「決定」を押下します。

    コラム

    システム日時点で有効なユーザがノードの処理対象者として展開されます。
  6. 選択した案件の処理対象者が「変更元」から「変更先」に変更されました。
    以下は、「上田辰男」の未処理一覧画面です。変更した案件が表示されました。
    ../../_images/apply_guide_7_11.png