2. チケットモジュールについて¶
2.1. チケットモジュールとは¶
チケットモジュールは、アプリケーションに組み込むことが可能な「チケット」(入力項目を設定したタスク、および、入力フォーム)を定義する部品です。業務アプリケーションの開発者は、チケットモジュールを利用することでアドホック(特別、限定的)な用途で作成が必要になった入力項目を業務アプリケーションに追加できます。コラム
チケットモジュールはintra-mart Accel Platform 2019 Winter(Xanadu)からの機能です。2019 Winter時点ではチケットモジュールは弊社製品の機能ではIM-BPMのアドホックタスクの実行画面として利用されています。詳しくはIM-BPMのドキュメントを参照してください。「IM-BPM 仕様書」-「アドホックタスク」注意
チケットモジュールはオープンソースの「Redmine」のようなプロジェクト・タスク管理ツールではありません。チケットモジュール単体ではチケット機能を利用できません。チケットモジュールを利用したアプリケーション・機能を開発する必要があります。チケットモジュールを利用した開発方法については開発ガイドを公開予定です。
2.2. チケットモジュールの目的¶
チケットモジュールは、業務で発生したアドホック(特別、限定的)なタスクを管理する必要が生じたアプリケーションにおいて利用する目的で作成されました。intra-mart Accel Platformの「チケットモジュール」における「チケット」は「入力フォームに対して登録された1つのデータ」と定義し、チケットモジュールで定義した入力フォーム・タスクに対して登録されたデータを1つの「チケット」として扱います。業務アプリケーションで作成する必要が生じたアドホックなタスク(作業や報告など)の業務項目を「チケット」の入力データとして定義します。コラム
「チケット」とは、一般的にプロジェクト管理ツールにおける1つのタスク(作業や報告など)として利用される用語です。
2.3. 用語¶
2.3.1. チケット¶
1つの業務データです。チケットマスタに定義された業務データ項目に基づいて登録されます。
2.3.2. チケットマスタ¶
チケットに入力する業務データ項目の定義情報です。
2.3.3. チケットマスタカテゴリ¶
チケットマスタの分類情報です。
2.3.4. フィールド¶
チケットマスタに登録する業務データ項目です。標準フィールドとカスタムフィールドの2種類のフィールドが定義されています。
2.3.5. 標準フィールド¶
チケットモジュールで標準で用意されているフィールドです。「タイトル」、「テキスト」はチケットの入力必須項目です。
2.3.6. カスタムフィールド¶
チケットマスタに指定可能な、独自で定義したフィールドです。カスタムフィールドはIM-Repositoryの「辞書項目」、「エイリアス」が指定できます。
2.3.7. アプリケーション¶
チケットマスタ、チケットを参照する業務アプリケーションです。