2. はじめに¶
2.1. 目的¶
本書は、IM-共通マスタ の退避機能について以下の内容を説明することを目的とします。
- 退避の対象となる範囲
- 退避の処理方法
- 退避の実行方法
2.2. 構成¶
本書の構成は以下のとおりです。
- 「退避 」では退避の処理方法を解説します。
- 「退避テーブルと実行クラス 」では、退避対象エンティティについて解説します。
- 「退避を実行する 」では、退避の実行方法を解説します。
- 「退避実装クラスを追加する 」では、退避APIに退避実装クラスの実装方法と、そのクラスを実行する方法を解説します。
2.3. 前提条件¶
本書は、intra-mart Accel Platformに付属するIM-共通マスタの各種の制限事項、動作環境を前提条件としています。本書ではIM-共通マスタについての詳細には触れませんので、IM-共通マスタの仕様については『 IM-共通マスタ 仕様書 』を参考にしてください。本書ではV7.2から導入されたIM-共通マスタを「IM-共通マスタ」と表記しています。退避元となる側を「アクティブ」、退避先を「バックアップ」と呼称しています。