6. 退避実装クラスを追加する¶
IM-共通マスタの退避では、APIのリスナは動作しません。エンティティの期間で連動するデータを使用している場合は、退避マネージャに実装クラスを追加して期間を連動させることができます。退避マネージャの実装クラスでは、退避実行日のみが情報として与えられます。退避されたデータを取得したい場合、実装クラス内で取得するようにしてください。各データ領域のAPI、または退避先テーブルからデータを取得することができます。
6.1. 実装クラスを追加する¶
退避実装クラスは、StandardBackupインターフェースを実装します。実装クラスで実装するメソッドはdoBackupただ1つです。退避を実行すると、このdoBackupメソッドが実行されます。実装クラスはplugin.xmlに追加します。追加したクラスは、退避を実行するとBackupManagerが実行します。注意
実装クラスの中でデータベースに対して登録/更新をする場合は、必ず実装クラス内でトランザクションを実装してください。トランザクションの実装がない場合はオートコミットモードで実行されます。実装クラス内で、IM-共通マスタテーブルの更新/削除は絶対にしないでください。標準の退避プログラムと競合し、予期せぬ更新によりデータ構造が壊れる可能性があります。
6.2. plugin.xml に追加する¶
plugin.xmlに、実装クラスを追加します。【リスト:plugin.xml(実装クラスの追加)】を参考にしてください。
属性名 備考 エクステンションポイント jp.co.intra_mart.foundation.master.backup (固定) id 任意のIDを使用可能です。ただし、他のIDと重複しないように注意してください。 rank 2 以上を指定してください。1 は標準のバックアッププログラムが使用しています。 class 実装クラスを指定します。 【表:属性とその備考】
<extension point="jp.co.intra_mart.foundation.master.backup" > <accessor name="standard" id="jp.co.intra_mart.appendix" version="8.0.0" rank="2" > <backuper category="standard" class="jp.co.intra_mart.appendix.SampleBackup " /> </accessor> </extension>【リスト:plugin.xml(実装クラスの追加)】
コラム
version, category は省略可能です。