intra-mart Accel Platform IM-共通マスタ 退避仕様書 第3版 2013-10-01

6. 退避実装クラスを追加する

IM-共通マスタの退避では、APIのリスナは動作しません。
エンティティの期間で連動するデータを使用している場合は、退避マネージャに実装クラスを追加して期間を連動させることができます。
退避マネージャの実装クラスでは、退避実行日のみが情報として与えられます。
退避されたデータを取得したい場合、実装クラス内で取得するようにしてください。
各データ領域のAPI、または退避先テーブルからデータを取得することができます。

6.1. 実装クラスを追加する

退避実装クラスは、StandardBackupインターフェースを実装します。実装クラスで実装するメソッドはdoBackupただ1つです。
退避を実行すると、このdoBackupメソッドが実行されます。
実装クラスはplugin.xmlに追加します。追加したクラスは、退避を実行するとBackupManagerが実行します。

注意

実装クラスの中でデータベースに対して登録/更新をする場合は、必ず実装クラス内でトランザクションを実装してください。
トランザクションの実装がない場合はオートコミットモードで実行されます。
実装クラス内で、IM-共通マスタテーブルの更新/削除は絶対にしないでください。
標準の退避プログラムと競合し、予期せぬ更新によりデータ構造が壊れる可能性があります。

6.2. plugin.xml に追加する

plugin.xmlに、実装クラスを追加します。【リスト:plugin.xml(実装クラスの追加)】を参考にしてください。
属性名 備考
エクステンションポイント jp.co.intra_mart.foundation.master.backup (固定)
id 任意のIDを使用可能です。ただし、他のIDと重複しないように注意してください。
rank 2 以上を指定してください。1 は標準のバックアッププログラムが使用しています。
class 実装クラスを指定します。

【表:属性とその備考】


<extension
   point="jp.co.intra_mart.foundation.master.backup" >
   <accessor
      name="standard"
      id="jp.co.intra_mart.appendix"
      version="8.0.0"
      rank="2" >
      <backuper category="standard" class="jp.co.intra_mart.appendix.SampleBackup " />
   </accessor>
</extension>

【リスト:plugin.xml(実装クラスの追加)】

コラム

version, category は省略可能です。