4.9. 定数値を定義する¶
次に、作成するロジックフローの定数値の設定を行います。
4.9.1. 定数値とは¶
ロジックフローの定数値とは、ロジックフロー全体を通して共通して利用可能な固定値を定義したものです。
定数値として定義した値は、ロジックフロー内のどこからでも参照可能です。
作成するフローの一連の流れの中で、変更の無い値は定数値として定義することを推奨します。
コラム
定数値の型について
定数値として定義した値は、全て文字列(string)として扱われます。
4.9.3. 定数値の定義¶
本チュートリアルで作成するロジックフローの定数値を定義します。
4.9.3.1. 本チュートリアルで利用する定数値の詳細¶
本チュートリアルでは「テキストメール送信」タスク、および、「終了」制御要素に利用する値を、定数値として定義していきます。
定義する定数値は以下の通りです。
「テキストメール送信」タスク
パラメータ名(定数ID) | 定数値 | 説明 |
---|---|---|
subject | IM-LD Tutorial | メールの題名です。 |
from | aoyagi@intra-mart.jp | メールの送信者として送信可能なメールアドレスです。
本チュートリアルでは「aoyagi@intra-mart.jp」としています。
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to | ueda@intra-mart.jp | メールの宛先として送信可能なメールアドレスです。
先に設定したメールの送信者と同一のメールアドレスでも可です。
本チュートリアルでは「ueda@intra-mart.jp」としています。
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注意
宛先に設定するメールアドレスについて
テスト環境などでチュートリアルを進める場合、宛先に設定するメールアドレスは必ず試験用のアドレスを用いてください。
ロジックフローの実行テストを行う際、大量のメールが送信される可能性があります。
「終了」制御要素
パラメータ名(定数ID) | 定数値 | 説明 |
---|---|---|
result | true | 正常実行されたことを表すフラグです。
今回のチュートリアルでは、処理が最後まで完了した場合、必ずtrueを返すものとします。
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4.9.3.2. 定数値の定義¶
定義内容をもとに、定数設定画面で実際に設定を行います。
定数設定画面のヘッダー内、「定数を追加」をクリックします。
未定義の定数フィールドが追加されます。
未定義の定数フィールドの、定数ID、または、定数値の空白部分をクリックし、編集可能な状態にします。
「メールの題名」の項で定義した内容を設定します。
同様の手順で、「メールの送信者」、「メールの宛先」、および、「正常実行を表すフラグ」についても設定します。
定数設定画面右下のOKをクリックします。
以上で、ロジックフローへの定数値設定が完了しました。
設定した定数値は、新規入力時と同様に定数ID、または、定数値のフィールドをクリックすることで編集可能です。
コラム
定数値入力用エディタ
定義部分の右側にあるエディタアイコンをクリックすると、定数値入力専用の編集画面を開くことが出来ます。
改行を含む定数値を定義する場合や、既存の定数値フィールドでは文字長が足らず入力がしづらい場合などにご利用ください。
次章「マッピング設定を行う」では、作成しているロジックフロー内における入出力値、および、各エレメント同士でのデータの受け渡しについて定義します。