4. インフォメーション記事 全文検索機能¶
インフォメーション機能に登録された記事の全文検索機能に関する仕様について説明します。
4.1. インフォメーション記事クローラ¶
コンテンツ作成対象となっている記事のクローリング処理を行うジョブです。
最終クロール日時保存場所
インフォメーション記事クローラは最終クロール日時をPublicStorageの以下のファイルに保存します。
- %PUBLIC_STORAGE_PATH%/products/im_contents_search/store/%テナントID%/last_crawling_date/iac$information.json
4.1.1. 差分クローリング¶
差分クローリング時の登録・更新対象
差分クローリング実行時にコンテンツの登録・更新の対象となる記事の条件は以下の通りです。最終クロール日時以降で以下のいずれかの条件を1つでも満たす記事について、コンテンツの登録または更新が行われます。
- 条件1 : 新たに登録された記事
- 条件2 : 掲載開始前に更新された記事
- 条件3 : 掲載開始後に追記された記事
- 条件4 : 付与する共有タグが1つ以上ある状態で共有タグが更新された記事
- 条件5 : クロール実行日時時点で掲載開始日時を過ぎている記事
- 掲載開始日時が最終クロール日時以降(最終クロール日時を含まない)、かつ、掲載開始日時がクローラ実行日時以前(クローラ実行日時を含む)の記事
- 条件6 : クロール実行日時時点で掲載終了日時を過ぎている記事
- 掲載終了日時が最終クロール日時以降(最終クロール日時を含まない)、かつ、掲載終了日時がクローラ実行日時以前(クローラ実行日時を含む)の記事
注意
最終クロール日時以降に共有タグをすべて付与解除して保存された記事は、コンテンツの更新対象ではありません。ただし、共有タグがすべて付与解除されている場合でも、条件4以外を満たす記事はコンテンツの更新対象です。すべて付与解除されて更新対象にならなかった記事を全文検索画面で検索結果表示した場合、付与解除された共有タグが表示されます。コラム
記事の掲載開始日時と掲載終了日時を指定して登録した記事での差分クローリング実行例
タイトル:「記事1」記事登録日時:2013/06/28 15:00掲載開始日時:2013/07/01 10:00掲載終了日時:2013/07/05 18:00※記事登録後、更新・追記・共有タグ付与は行われないものとします。① 差分クローリング実行(2013/06/28 23:00)
記事1が新たに登録されてからのジョブ実行であるため、条件1を満たしているのでコンテンツが登録されます。掲載開始前であるため、全文検索で閲覧可能なユーザは記事1が登録されているカテゴリアクセス権での「登録」が許可されている必要があります。② 差分クローリング実行(2013/07/01 12:00)
②でのジョブ実行日時が記事1の掲載開始日時を超過しているため、条件5を満たしているのでコンテンツが更新されます。掲載期間中であるため、記事1が登録されているカテゴリの「閲覧」がアクセス権で許可されているユーザは全文検索で閲覧可能です。③ 差分クローリング実行(2013/07/05 23:00)
③でのジョブ実行日時が記事1の掲載終了日時を超過しているため、条件6を満たしているのでコンテンツが更新されます。掲載が終了しているため、全文検索で閲覧可能なユーザは記事1が登録されているカテゴリのアクセス権で「登録」が許可されている必要があります。
4.1.2. 削除処理¶
インフォメーション記事クローラが作成したコンテンツをすべて削除します。また、最終クロール日時を "2000-01-01 00:00:00" に初期化して保存します。
4.1.3. 再作成処理¶
インフォメーション記事クローラが作成したコンテンツをすべて削除し、作成対象の記事のコンテンツを再度登録します。
4.2. コンテンツ作成対象¶
インフォメーション記事クローラは一時保存記事を除くすべての記事がコンテンツ作成対象です。
4.3. コンテンツの情報¶
インフォメーション記事クローラでは記事情報を以下の内容で登録します。
4.3.1. 標準フィールド¶
No フィールド名 設定値 備考 1 ID iac_%記事ID% コンテンツを一意に識別するIDです。 2 TYPE iaciac$informationiac$information$%カテゴリCD%コンテンツのタイプです。 3 URL collaboration/information/user/article/reference/show/%記事ID% 記事表示画面のURLです。 4 ID_ORIGINAL 記事ID コンテンツの元データにおける一意なキーとなるIDです。 5 TITLE 記事タイトル コンテンツのタイトルです。 6 TEXT 記事本文(装飾なし)追記記事本文(装飾なし)コンテンツの主となるテキストデータです。 7 ATTACHMENT 添付ファイル名添付ファイル内のテキストデータ8 RECORD_DATE 記事の更新日時 注意
2019 Winter以前のバージョンでは、RECORD_DATEの設定値は記事の登録日時が登録されます。
4.3.2. 動的フィールド¶
No フィールド名 設定値 備考 1 REGISTER_USER_CD_STRING 記事登録ユーザコード 2 REGISTER_USER_NAME_STRING 登録ユーザ名 3 CATEGORY_CD_STRING カテゴリコード 4 SHARED_TAG_CD_STRING_MLT 共有タグコード 5 SHARED_TAG_NAME_STRING_MLT 共有タグ名 6 APPENDIX_CD_STRING_MLT 追記記事コード 7 APPENDIX_USER_CD_STRING_MLT 追記ユーザコード 8 APPENDIX_USER_NAME_STRING_MLT 追記ユーザ名 9 END_DATE_DATE 掲載終了日時 10 SYSTEM_MATTER_ID_STRING システム案件ID 現在未使用です。 コラム
タイトル(TITLE)、テキスト(TEXT)、添付ファイル(ATTACHMENT)に登録した内容が検索時に検索対象となるフィールドです。
4.4. ファセット¶
インフォメーション記事クローラではコンテンツ作成時に以下のファセット分類を適用しています。
インフォメーション
インフォメーション記事クローラで作成されたすべてのコンテンツに対して”インフォメーション”というファセットを適用します。カテゴリ名
"インフォメーション"のファセットを適用したコンテンツに対して、更にカテゴリ名のファセットを適用します。コラム
インフォメーション記事クローラが全文検索画面に提供するファセットナビゲーションの例
全文検索画面の検索結果にインフォメーション記事のコンテンツがある場合、以下の様なファセットナビゲーションが全文検索画面の左部に表示されます。リンクを選択することで検索結果の絞込み検索を行うことができます。
4.5. 閲覧可能権限¶
作成されたコンテンツの閲覧を許可する権限は、カテゴリに設定されているアクセス権と同じ権限が適用されます。ユーザが検索を実行したときに検索対象となる記事は、そのユーザに許可されているカテゴリのアクセス権で「登録」または「閲覧」が許可されているカテゴリの記事です。