intra-mart Accel Kaiden! 経費旅費 / 管理者操作ガイド 第14版 2020-05-29

5.2. 振込データ

本項では、振込(FB)データのメンテナンス/出力方法を説明します。

5.2.1. 概要

intra-mart Accel Kaiden! 経費旅費では、申請データを元に従業員の仮払金及び経費立替の振込データを出力する機能を提供しています。
また、振込データは出力のステータス変更が可能です。

5.2.2. メンテナンス

FBデータメンテナンス機能では、振込データを出力不要に設定したり、振込データの再出力が行えるようにステータス変更が可能です。
本項では、振込データのステータス変更方法を説明します。

コラム

変更可能なステータスは次の通りです。
変更前   変更可能な状態
出力可能(未出力) 出力不要
出力済 出力可能(未出力)
出力不要 出力可能(未出力)
  1. 「サイトマップ」→「経費精算・旅費精算」→「Firm Banking」→「メンテナンス」をクリックします。
  2. FBデータメンテナンス画面表示後、FBステータスを選択し「検索」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0142.png
  3. 行をクリックし、ステータスを変更するデータを選択します。
    ../../../_images/mainte_0242.png
  4. 「出力不要にする」、「出力可能にする」をクリックします。

    ※ここでは出力可能から出力不要に変更します。
    ../../../_images/mainte_0342.png
  5. 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0442.png
  6. 振込データのステータス変更ができました。
    ../../../_images/mainte_0542.png

5.2.3. エクスポート

本項では、FBデータ出力機能を利用した振込データの出力方法を説明します。

5.2.3.1. 出力条件

振込データが作成される条件は以下の通りです。

5.2.3.2. 出力パターン

  • 仮払金の振込データ
    事前申請書にて入力された仮払金に対する振込データを作成できます。

    (仮払金50,000を希望した事前申請)
    50,000 の振込データが作成できます。
  • 経費支出(仮払なし)の振込データ
    精算申請書に記載されている経費支出に関する仕訳を作成できます。

    (交通費10,000の精算申請)
    10,000 の振込データが作成できます。
  • 経費支出(仮払あり、追払いあり)の振込データ
    精算申請書に記載されている経費支出に関する仕訳を作成できます。

    (仮払金50,000の事前申請に対し、交通費51,000の精算申請を行った場合)
    1,000 の振込データが作成できます。
  • 経費支出(仮払あり、戻入あり)の振込データ
    精算申請書に記載されている経費支出に関する仕訳を作成できます。

    (仮払金50,000の事前申請に対し、交通費49,000の精算申請を行った場合)
    -1,000 の振込データが作成できます。

    コラム

    この場合、振込データはマイナスですが、振替データを作成できるわけではありません。
    マイナスの振込データのため、振込データ出力時にプラスの振込データと相殺させて出力します。

    注意

    紐づけた事前申請書の仮払手段と、精算申請書の精算手段が異なると、仮払金を相殺して振込データを出力できません。
    (仮払金を現金で50,000の事前申請に対し、交通費51,000の精算申請を銀行振り込みで行った場合)
    51,000 の振込データが作成され、仮払金の50,000は相殺されません。

5.2.3.3. 出力方法(一括)

仮払金や立替経費の精算に関する振込データを一括出力することができます。
出力した振込データをファームバンキング端末などに連携することで、振込に関する作業の省力化を実現できます。
  1. 「サイトマップ」→「経費精算・旅費精算」→「Firm Banking」→「一括出力」をクリックします。
  2. FBデータ一括出力画面表示後、検索条件を設定し「検索」をクリックします。
    ../../../_images/lump_export_01.png
    • 振込日
      振込日を入力します。
    • 振込元口座
      振込元口座(ファームバンキング端末等にて振込依頼をする口座)を選択します。
    • 立替精算口座がない従業員
      立替精算口座がない従業員の処理スキップ有無を選択します。
    • 金額がマイナスの従業員
      振込金額がマイナスの従業員の処理スキップ有無を選択します。

    コラム

    振込データの絞り込みについて
    振込データは、詳細検索アイコンをクリックすることで、詳細な検索条件を指定することができます。
    ../../../_images/lump_export_02.png
    • 振込先銀行
      振込先の銀行(支店)を設定します。
    • 組織
      振込を行う従業員の組織を設定します。
    • 社員名
      振込を行う従業員の名称を設定します。
    • 最終承認日
      振込を行うデータの最終承認日を設定します。
    • 仮払希望日
      振込を行うデータの仮払希望日を設定します。
    • FBデータ出力日
      振込を行うデータの出力日を設定します。
    • 振込日
      振込を行うデータの振込日を設定します。
    • 仕訳出力日
      振込を行うデータの仕訳出力日を設定します。
  3. 振込元口座を設定します。
    振込データを確認し「出力」をクリックします。
    ../../../_images/lump_export_03.png
  4. 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。
    ../../../_images/lump_export_04.png

    コラム

    ストレージにファイルが出力されますので、出力されたファイルを所定のフォルダに転送していただく運用も可能です。
    転送用のバッチは標準機能ではご用意していませんので、作成いただく必要があります。
    ../../../_images/lump_export_05.png

    注意

    一括出力を行う場合、FBデータ出力用のジョブ及びジョブネット情報が登録されている必要があります。
    登録されていない場合、ジョブの起動に失敗し出力が行えませんので、削除しないように注意してください。
    万が一、削除してしまった場合、再度同じIDでジョブおよびジョブネット情報を登録してください。
    • ジョブ
      ID:kaiden-job-fb-export
    • ジョブネットカテゴリ
      kaiden-jobnet-prwf-fb-export
      このカテゴリ以下に、オンライン用のジョブネットが登録され、実行されます。

5.2.3.4. 出力方法(個別)

仮払金や立替経費の精算に関する振込データを個別出力することができます。
出力した振込データをファームバンキング端末などに連携することで、振込に関する作業の省力化を実現できます。
  1. 「サイトマップ」→「経費精算・旅費精算」→「Firm Banking」→「出力」をクリックします。
  2. FBデータ出力画面表示後、「検索」をクリックします。
    ../../../_images/export_01.png
  3. 振込日、振込元口座を設定します。
    振込データの対象行をクリックし、振込対象データを選択します。
    ../../../_images/export_02.png
    • 振込日
      振込日を入力します。
    • 振込元口座
      振込元口座(ファームバンキング端末等にて振込依頼をする口座)を選択します。

    注意

    振込データは同時に20案件(一覧表示の最大件数)分まで出力可能です。
    ページを跨いで複数の案件を同時に出力することはできません。
  4. 「出力」をクリックします。
    ../../../_images/export_03.png
  5. 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。
    ../../../_images/export_04.png

    コラム

    マイナスの振込データについて

    仮払金の戻入が発生した場合、マイナスの振込データが作成されます。
    このマイナスの振込データは、ほかのプラスの振込データと相殺するために利用できます。

    以下のように、-2,000と50,000を相殺させ、48,000の振込データを作成できます。
    ../../../_images/export_05.png
    マイナスの振込データの相殺は、本人以外の振込データとはできません。
    ※円山さんのマイナス振込データは、円山さんのプラス振込データとしか相殺できません。