3.44. 駅すぱあと検索条件ユーザマッピングマスタ¶
本項では、駅すぱあと検索条件ユーザマッピングマスタの設定方法を説明します。
3.44.1. 概要¶
駅すぱあと検索条件ユーザマッピングマスタは、ユーザと駅すぱあと検索条件ユーザマッピングマスタを紐付けます。駅すぱあと検索条件ユーザマッピングマスタでマッピングされているユーザは、マッピングされた検索条件に基づいて検索します。駅すぱあと検索条件ユーザマッピングマスタでマッピングされていないユーザは、共通設定が設定されている場合、共通設定の検索条件に基づいて検索します。共通設定が設定されていない場合、駅すぱあとWebサービスの設定ファイルの検索条件に基づいて検索します。メンテナンス、インポートの2種類の方法でマスタ設定が可能です。また、マスタ設定をエクスポート可能です。コラム
駅すぱあとWebサービスの設定ファイルの詳細は、『intra-mart Accel Kaiden! セットアップガイド』-「intra-mart Accel Kaiden!の設定ファイル」-「intra-mart Accel Kaiden! 基盤モジュール 」-「駅すぱあとWebサービス設定」を参照して設定してください。
3.44.2. メンテナンス¶
本項では、メンテナンス機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
3.44.2.2. 更新¶
「サイトマップ」→「Kaiden!」→「マスタメンテナンス」→「駅すぱあと検索条件ユーザマッピング」をクリックします。 一覧画面で「検索」をクリックします。コラム
検索欄に検索したい駅すぱあと検索条件ユーザマッピングの以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
ユーザコード ユーザ名 一覧画面の対象データが表示されている行をクリックします。コラム
一覧機能の操作方法は、 一覧画面の操作 を参照してください。 登録/更新画面で情報を編集し、「更新」をクリックします。次の項目は編集不可項目です。
- 有効期間
- 会社
- ユーザ
確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 更新することができました。
3.44.3. インポート¶
本項では、インポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
3.44.3.1. インポートデータ作成¶
インポートするデータを作成し、ストレージにアップロードします。作成するインポートデータの形式は、次の通りです。
ファイル形式ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のファイル形式です。
ファイル名 import.csv 文字コード UTF-8 区切り文字 , 囲み文字 “ データ形式
No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考 1 会社コード ○ 100 2 ユーザコード ○ 100 3 期間コード ○ 50 4 開始日 10 yyyy/MM/dd形式インポートモードが4、5の場合、使用されます。5 終了日 10 yyyy/MM/dd形式インポートモードが4、5の場合、使用されます。6 削除フラグ ○ 1 0:有効1:無効7 設定コード(運賃検索) 100 8 設定コード(定期代検索) 100 データサンプル"comp_sample_01","aoyagi","term_01","1900/01/01","2999/12/31","1","1001","2001"コラム
項目を省略する場合でも、「”」で囲んでください。 アップロード先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のアップロード先です。
ディレクトリ kaiden/generic/master/ekispertuser ファイル名 import.csv コラム
インストール直後などはアップロード先のディレクトリが作成されていません。ディレクトリの作成方法やファイルのアップロード方法は、次のドキュメントを参照してください。
3.44.3.2. ジョブネットの設定¶
インポート機能用のジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「駅すぱあと検索条件ユーザマッピング」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-master-import-ekispertuser Kaiden! / マスタ / インポート / 駅すぱあと検索条件ユーザマッピング 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。コラム
ジョブネットの設定(実行)後、メンテナンス機能でインポートが正しく実行されたことを確認してください。
3.44.3.3. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 エラースキップ error_skip 会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。(省略時:false) ロック待ち時間 lock_wait ロックの待ち時間を設定します。(省略時:10秒) 処理対象会社グループセットコード company_group_set_cd インポートを行う会社の会社グループセットコードを設定します。(省略時:登録済みの全会社を対象とします。) 処理対象会社グループコード company_group_cd インポートを行う会社の会社グループコードを設定します。(省略時:登録済みの全会社を対象とします。) 処理対象会社コード company_cd インポートを行う会社の会社コードを設定します。(省略時:登録済みの全会社を対象とします。) コンダクター conductor ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。カンマ区切りで複数指定できます。AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。(省略時:コンダクターを使用しません。) インポートモード import_mode
1 : 単一期間(差分)モード 2 : 単一期間(一新)モード 3 : 単一期間(入替)モード 4 : 複数期間(差分)モード 5 : 複数期間(入替)モード 開始日 start_date インポート期間の開始日(yyyy/MM/dd)を設定します。(省略時:ジョブの実行日) 終了日 end_date インポート期間の終了日(yyyy/MM/dd)を設定します。(省略時:システムの終了日) シフト日数 shift_date インポート期間の開始日に対する増減日数を設定します。「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。(省略時:0) インポートファイルのパス file_path インポートファイルのstorage以降のパスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/ekispertuser/import.csv) 処理後のインポートファイルの操作モード file_mode 処理後のインポートファイルの操作モードを設定します。(省略時:1)
1 : 操作なし 2 : コピー(copy) 3 : アーカイブ(move) 4 : 正常終了(警告含)時アーカイブ(move)、エラー終了時操作なし 5 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時アーカイブ(move) 6 : 削除(delete) 7 : 正常終了(警告含)時削除(delete)、エラー終了時操作なし 8 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時削除(delete) アーカイブ先パス archive_path インポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/ekispertuser/import_{YMDHMSN}.csv) 文字コード character インポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter インポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing インポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
” : ダブルクォーテーション 読込開始行数 start_rows インポートファイルの読込開始行数を設定します。(省略時:0) ガジェットクラス gadgetClass インポートするマスタのガジェットクラスを設定します。駅すぱあと検索条件ユーザマッピングマスタインポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「master」を設定しています。 ガジェットバリエーション gadgetVariation インポートするマスタのガジェットバリエーションを設定します。駅すぱあと検索条件ユーザマッピングマスタインポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「ekispertuser」を設定しています。{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式
3.44.4. エクスポート¶
本項では、エクスポート機能を利用したマスタ設定取得方法を説明します。
3.44.4.1. ジョブネットの設定¶
エクスポート機能用のジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「駅すぱあと検索条件ユーザマッピング」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-master-export-ekispertuser Kaiden! / マスタ / エクスポート / 駅すぱあと検索条件ユーザマッピング 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。
3.44.4.2. ファイル取得¶
エクスポートファイルを次のエクスポート先から取得します。
エクスポート先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のエクスポート先です。
ディレクトリ kaiden/generic/master/ekispertuser/ ファイル名 export.csv データ形式エクスポートファイルのデータ形式です。
項目 項目名 備考 companyCd 会社コード userCd ユーザコード termCd 期間コード startDate 開始日 yyyy/MM/dd形式 endDate 終了日 yyyy/MM/dd形式(画面の日付+1日) deleteFlag 削除フラグ 0:有効1:無効routeSettingCd 設定コード(運賃検索) teikiSettingCd 設定コード(定期代検索) 注意
当マスタをエクスポートすると、終了日が画面の日付+1日で出力されます。エクスポートしたファイルを使用してインポートモード「4」、「5」でインポートする場合、終了日を「終了日-1日」に変更してインポートしてください。
3.44.4.3. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 エラースキップ error_skip 会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。(省略時:false) ロック待ち時間 lock_wait ロックの待ち時間を設定します。(省略時:10秒) 処理対象会社グループセットコード company_group_set_cd エクスポートを行う会社の会社グループセットコードを設定します。(省略時:登録済みの全会社を対象とします。) 処理対象会社グループコード company_group_cd エクスポートを行う会社の会社グループコードを設定します。(省略時:登録済みの全会社を対象とします。) 処理対象会社コード company_cd エクスポートを行う会社の会社コードを設定します。(省略時:登録済みの全会社を対象とします。) コンダクター conductor ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。カンマ区切りで複数指定できます。AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。(省略時:コンダクターを使用しません。) エクスポートモード export_mode エクスポートの処理モードを設定します。(省略時:1)
1 : 全件出力モード 2 : 期間モード(エクスポート対象データの検索対象日が含まれる期間を出力) 3 : 更新日モード(エクスポート対象データの検索対象以降に更新されたレコードを出力) エクスポート対象データの検索対象日 target_date エクスポートモード2、3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日(yyyy/mm/dd)を設定します。(省略時:ジョブの実行日) シフト日数 shift_date エクスポートモード3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日に対する増減日数を設定します。「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。(省略時:0) エクスポートファイルのパス file_path エクスポートファイルのstorage以降のパスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/ekispertuser/export.csv) エクスポート時の既存ファイルの操作モード file_mode エクスポート時の既存ファイルの操作モードを設定します。(省略時:1)
1 : 既存ファイルに追記 2 : 既存ファイルを削除し、エクスポート 3 : エクスポートファイルをアーカイブ(移動)し、エクスポート アーカイブ先パス archive_path エクスポート時の既存ファイルの操作モードが3の場合、エクスポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/ekispertuser/export_{YMDHMSN}.csv) 文字コード character エクスポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter エクスポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing エクスポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
” : ダブルクォーテーション none : 囲み文字なし エクスポートファイルのヘッダー出力有無 header_row エクスポートファイルのヘッダー出力有無を設定します。(省略時:false)
true : ヘッダー出力有 false : ヘッダー出力無 ガジェットクラス gadgetClass エクスポートするマスタのガジェットクラスを設定します。駅すぱあと検索条件ユーザマッピングマスタエクスポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「master」を設定しています。 ガジェットバリエーション gadgetVariation エクスポートするマスタのガジェットバリエーションを設定します。駅すぱあと検索条件ユーザマッピングマスタエクスポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「ekispertuser」を設定しています。{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式