5.14. 作業種類マスタ¶
本項では、作業種類マスタの設定方法を説明します。
5.14.1. 概要¶
作業種類マスタは、作業実績機能において、作業時間の分類や計上すべき原価情報を策定するための識別情報を設定できます。設定した項目は、作業実績を入力する際、作業種類の選択項目として利用可能です。作業種類マスタは作業種類内訳マスタと紐づいています。1つの作業種類に対して複数の作業種類内訳を登録できます。メンテナンス、インポートの2種類の方法でマスタ設定が可能です。
5.14.2. メンテナンス¶
本項では、メンテナンス機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
5.14.2.1. 新規登録¶
「サイトマップ」→「勤務管理」→「マスタメンテナンス」→「作業種類」をクリックします。 一覧画面表示後、「新規登録」をクリックします。 登録/更新画面で必要な情報を入力し、「登録」をクリックします。
作業種類コード会社ごとに一意のコードを入力します。 作業種類名作業種類の名称を入力します。 全プロジェクト共通チェックした場合、全てのプロジェクトに紐づく作業種類として登録されます。 作業種類内訳作業種類内訳を選択します。選択した作業種類内訳を作業種類と紐づけます。コラム
「作業種類内訳」は、システム日付を検索基準日としています。コラム
全プロジェクト共通の作業種類は、プロジェクト別作業種類マスタで特定のプロジェクトと紐づけることができません。上記以外の場合、プロジェクト別作業種類マスタでプロジェクトとの紐づけを行ってください。紐づけを行わない作業種類は、作業実績を入力する際、選択できません。コラム
明細行の操作方法は、 明細行の操作 を参照してください。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 新規登録することができました。
5.14.2.2. 更新¶
「サイトマップ」→「勤務管理」→「マスタメンテナンス」→「作業種類」をクリックします。 一覧画面で「検索」をクリックします。コラム
検索欄に検索したい作業種類の以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
作業種類コード 作業種類名 一覧画面の対象データが表示されている行をクリックします。コラム
一覧機能の操作方法は、 一覧画面の操作 を参照してください。 登録/更新画面で情報を編集し、「更新」をクリックします。次の項目は編集不可項目です。
- 開始日
- 終了日
- 会社
- 作業種類コード
コラム
期間機能の操作方法は、 期間の操作 を参照してください。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 更新することができました。
5.14.3. インポート¶
本項では、インポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
5.14.3.1. インポートデータ作成¶
インポートするデータを作成し、ストレージにアップロードします。作成するインポートデータの形式は、次の通りです。
ファイル形式ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のファイル形式です。
ファイル名 workType_header.csv、workType_dtl.csv 文字コード UTF-8 区切り文字 , 囲み文字 “ データ形式workType_header.csv
No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考 1 会社コード ○ 100 2 作業種類コード ○ 100 3 ロケールID ○ 50 ja:日本語en:英語zh_CN:中国語4 開始日 10 yyyy/MM/dd形式未来互換用の項目ですので、設定された場合でも使用しません。5 終了日 10 yyyy/MM/dd形式未来互換用の項目ですので、設定された場合でも使用しません。6 作業種類名 ○ 250 7 全プロジェクト共通フラグ ○ 1 0:チェックしない1:チェック8 削除フラグ ○ 1 0:有効1:無効(論理削除)9 ソートキー ○ 15 コラム
複数のロケールで利用する場合は、必要な全ロケール分のデータを作成してください。データサンプル"comp_sample_01","00000","ja","","","サンプル作業種類","1","0","1" "comp_sample_01","00000","en","","","Sample Work Type","1","0","1" "comp_sample_01","00000","zh_CN","","","采样工作类型","1","0","1"コラム
上記は、日本語・英語・中国語の3ロケールを持つ場合のファイル例です。項目を省略する場合でも、「”」で囲んでください。 データ形式workType_dtl.csv
No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考 1 会社コード ○ 100 2 作業種類コード ○ 100 3 連番 ○ 18 4 作業種類内訳コード ○ 100 データサンプル"comp_sample_01","00000","1","31000010"コラム
項目を省略する場合でも、「”」で囲んでください。 アップロード先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のアップロード先です。
ディレクトリ kaiden/import/workType/ ファイル名 workType_header.csv、workType_dtl.csv コラム
インストール直後などはアップロード先のディレクトリが作成されていません。ディレクトリの作成方法やファイルのアップロード方法は、次のドキュメントを参照してください。
5.14.3.2. ジョブネットの設定¶
インポート機能用のジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「作業種類」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-master-import-workType 勤務管理 / マスタ / インポート / 作業種類 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。コラム
ジョブネットの設定(実行)後、メンテナンス機能でインポートが正しく実行されたことを確認してください。
5.14.3.3. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 インポートモード import_mode
1 : 単一期間(差分)モード 2 : 単一期間(一新)モード 3 : 単一期間(入替)モード 開始日 start_date インポート期間の開始日(yyyy/MM/dd)を設定します。(省略時:ジョブの実行日) 終了日 end_date インポート期間の終了日(yyyy/MM/dd)を設定します。(省略時:システムの終了日) シフト日数 shift_date インポート期間の開始日に対する増減日数を設定します。「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。(省略時:0) 処理対象会社コード company_cd インポートを行う会社の会社コードを設定します。(省略時:登録済みの全会社を対象とします。) インポートファイル target_file インポートファイルのstorage以降のパスを設定します。(省略時:kaiden/import/workType/workType_header.csv、workType_dtl.csv) 文字コード character インポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter インポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing インポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
” : ダブルクォーテーション 読込開始行数 start_rows インポートファイルの読込開始行数を設定します。(省略時:0) アーカイブファイル archive_file インポートファイルのアーカイブ先を設定します。(省略時:kaiden/archive/import/workType/workType_header_{YMDHMSN}.csv、workType_dtl_{YMDHMSN}.csv) ファイル削除判定 delete_flag インポートファイルの削除有無を設定します。(省略時:false)
true : 削除する false : 削除しない{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式