intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理 / 管理者操作ガイド 第12版 2020-05-29

5.3. 従業員マスタ

本項では、従業員マスタの設定方法を説明します。

5.3.1. 概要

従業員マスタは、intra-mart Accel Kaiden!が利用する従業員固有の情報を管理します。

intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理では、従業員マスタが管理する従業員番号を利用します。
intra-mart Accel Platformのアカウントと従業員番号が同じ場合は、従業員マスタの設定は不要です。

5.3.2. メンテナンス

本項では、メンテナンス機能を利用したマスタ設定方法を説明します。

5.3.2.1. 新規登録

  1. 「サイトマップ」→「Kaiden!」→「マスタメンテナンス」→「従業員」をクリックします。
  2. 一覧画面表示後、「新規登録」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0111.png
  3. 登録/更新画面で必要な情報を入力し、「登録」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0211.png
    • 従業員
      従業員を選択します。
    • 従業員番号
      給与計算システム上で各従業員に割り当てられている一意のコードを入力します。

    コラム

    「従業員」は、システム日付を検索基準日としています。
  4. 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0311.png
  5. 新規登録することができました。
    ../../../_images/mainte_0411.png

5.3.2.2. 更新

  1. 「サイトマップ」→「Kaiden!」→「マスタメンテナンス」→「従業員」をクリックします。
  2. 一覧画面で「検索」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0511.png

    コラム

    検索欄に検索したい従業員の以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
    • 従業員コード
    • 従業員名
  3. 一覧画面の対象データが表示されている行をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0611.png

    コラム

    一覧機能の操作方法は、一覧画面の操作を参照してください。
  4. 登録/更新画面で情報を編集し、「更新」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0711.png
    次の項目は編集不可項目です。
    • 従業員
    • 会社
  5. 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0811.png
  6. 更新することができました。
    ../../../_images/mainte_0911.png

5.3.3. インポート

本項では、インポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。

5.3.3.1. インポートデータ作成

インポートするデータを作成し、ストレージにアップロードします。
作成するインポートデータの形式は、次の通りです。
  • ファイル形式
    ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。
    以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のファイル形式です。

    ファイル名 import.csv
    文字コード UTF-8
    区切り文字 ,
    囲み文字

  • データ形式

    No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考
    1 従業員コード 100  
    2 会社コード 100  
    3 開始日   10
    yyyy/MM/dd形式
    インポートモードが
    4、5の場合、使用されます。
    4 終了日   10
    yyyy/MM/dd形式
    インポートモードが
    4、5の場合、使用されます。
    5 従業員番号 400  

    データサンプル
    "aoyagi","comp_sample_01","1900/01/01","2999/12/31","100001"
    

    コラム

    項目を省略する場合でも、「”」で囲んでください。

  • アップロード先
    ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。
    以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のアップロード先です。

    ディレクトリ kaiden/generic/master/emp_info
    ファイル名 import.csv

    コラム

    インストール直後などはアップロード先のディレクトリが作成されていません。
    ディレクトリの作成方法やファイルのアップロード方法は、次のドキュメントを参照してください。

5.3.3.2. ジョブネットの設定

インポート機能用のジョブネットの設定を行います。
  1. 「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。
  2. ジョブネット一覧(画面左部)の「従業員」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0115.png
  3. 「編集」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0215.png
  4. 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。
    ../../../_images/jobnet_0315.png

    コラム

    設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。
    トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    コラム

    複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。
    ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
    ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー)
    kaiden-job-master-import-empinfo Kaiden! / マスタ / インポート / 従業員
  5. 編集後、「更新」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0415.png
  6. 確認ポップアップの「決定」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0515.png
  7. ジョブネットが設定されました。
    ../../../_images/jobnet_0615.png

    コラム

    ジョブネットの設定(実行)後、メンテナンス機能でインポートが正しく実行されたことを確認してください。

5.3.3.3. 実行パラメータ

設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値
エラースキップ
error_skip
会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。
(省略時:false)
処理対象会社グループセットコード
company_group_set_cd
インポートを行う会社の会社グループセットコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社グループコード
company_group_cd
インポートを行う会社の会社グループコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社コード
company_cd
インポートを行う会社の会社コードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
ロック待ち時間
lock_wait
ロックの待ち時間を設定します。
(省略時:10秒)
コンダクター
conductor
ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。
カンマ区切りで複数指定できます。
AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。
(省略時:コンダクターを使用しません。)
インポートモード
import_mode
インポートの処理モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 単一期間(差分)モード
  • 2 : 単一期間(一新)モード
  • 3 : 単一期間(入替)モード
  • 4 : 複数期間(差分)モード
  • 5 : 複数期間(入替)モード
開始日
start_date
インポート期間の開始日(yyyy/MM/dd)を設定します。
(省略時:ジョブの実行日)
終了日
end_date
インポート期間の終了日(yyyy/MM/dd)を設定します。
(省略時:システムの終了日)
シフト日数
shift_date
インポート期間の開始日に対する増減日数を設定します。
「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。
(省略時:0)
インポートファイルのパス
file_path
インポートファイルのstorage以降のパスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/emp_info/import.csv)
処理後のインポートファイルの操作モード
file_mode
処理後のインポートファイルの操作モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 操作なし
  • 2 : コピー(copy)
  • 3 : アーカイブ(move)
  • 4 : 正常終了(警告含)時アーカイブ(move)、エラー終了時操作なし
  • 5 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時アーカイブ(move)
  • 6 : 削除(delete)
  • 7 : 正常終了(警告含)時削除(delete)、エラー終了時操作なし
  • 8 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時削除(delete)
アーカイブ先パス
archive_path
インポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/emp_info/import_{YMDHMSN}.csv)
文字コード
character
インポートファイルの文字コードを設定します。
(省略時:UTF-8)
  • UTF-8
  • SHIFT-JIS
区切り文字
delimiter
インポートファイルの区切り文字を設定します。
(省略時:,)
  • , : カンマ
  • \t : タブ
囲み文字
enclosing
インポートファイルの囲み文字を設定します。
(省略時:”)
  • ” : ダブルクォーテーション
読込開始行数
start_rows
インポートファイルの読込開始行数を設定します。
(省略時:0)
マスタID
masterId
インポートするマスタのIDを設定します。
従業員インポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「emp_info」を設定しています。
{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式

5.3.4. エクスポート

本項では、エクスポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。

5.3.4.1. ジョブネットの設定

エクスポート機能用のジョブネットの設定を行います。
  1. 「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。
  2. ジョブネット一覧(画面左部)の「従業員」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_071.png
  3. 「編集」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_081.png
  4. 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。
    ../../../_images/jobnet_091.png

    コラム

    設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。
    トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    コラム

    複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。
    ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
    ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー)
    kaiden-job-master-export-empinfo Kaiden! / マスタ / エクスポート / 従業員
  5. 編集後、「更新」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_101.png
  6. 確認ポップアップの「決定」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_111.png
  7. ジョブネットが設定されました。
    ../../../_images/jobnet_121.png

5.3.4.2. ファイル取得

エクスポートファイルを次のエクスポート先から取得します。
  • エクスポート先
    ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。
    以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のエクスポート先です。

    ディレクトリ kaiden/generic/master/emp_info
    ファイル名 export.csv

    コラム

    エクスポートファイルのダウンロード方法は、次のドキュメントを参照してください。
  • データ形式
    エクスポートファイルのデータ形式です。
    項目 項目名 備考
    userCd 従業員コード  
    companyCd 会社コード  
    startDate 開始日  
    endDate 終了日  
    empNumber 従業員番号  

5.3.4.3. 実行パラメータ

設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値
エラースキップ
error_skip
会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。
(省略時:false)
ロック待ち時間
lock_wait
ロックの待ち時間を設定します。
(省略時:10秒)
処理対象会社グループセットコード
company_group_set_cd
エクスポートを行う会社の会社グループセットコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社グループコード
company_group_cd
エクスポートを行う会社の会社グループコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社コード
company_cd
エクスポートを行う会社の会社コードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
コンダクター
conductor
ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。
カンマ区切りで複数指定できます。
AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。
(省略時:コンダクターを使用しません。)
エクスポートモード
export_mode
エクスポートの処理モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 全件出力モード
  • 2 : 期間モード(エクスポート対象データの検索対象日が含まれる期間を出力)
  • 3 : 更新日モード(エクスポート対象データの検索対象以降に更新されたレコードを出力)
エクスポート対象データの検索対象日
target_date
エクスポートモード3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日(yyyy/mm/dd)を設定します。
(省略時:ジョブの実行日)
シフト日数
shift_date
エクスポートモード3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日に対する増減日数を設定します。
「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。
(省略時:0)
エクスポートファイルのパス
file_path
エクスポートファイルのstorage以降のパスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/emp_info/export.csv)
エクスポート時の既存ファイルの操作モード
file_mode
エクスポート時の既存ファイルの操作モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 既存ファイルに追記
  • 2 : 既存ファイルを削除し、エクスポート
  • 3 : エクスポートファイルをアーカイブ(移動)し、エクスポート
アーカイブ先パス
archive_path
エクスポート時の既存ファイルの操作モードが3の場合、エクスポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/emp_info/export_{YMDHMSN}.csv)
文字コード
character
エクスポートファイルの文字コードを設定します。
(省略時:UTF-8)
  • UTF-8
  • SHIFT-JIS
区切り文字
delimiter
エクスポートファイルの区切り文字を設定します。
(省略時:,)
  • , : カンマ
  • \t : タブ
囲み文字
enclosing
エクスポートファイルの囲み文字を設定します。
(省略時:”)
  • ” : ダブルクォーテーション
  • none : 囲み文字なし
エクスポートファイルのヘッダー出力有無
header_row
エクスポートファイルのヘッダー出力有無を設定します。
(省略時:false)
  • true : ヘッダー出力有
  • false : ヘッダー出力無
マスタID
masterId
エクスポートするマスタのIDを設定します。
従業員マスタエクスポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「emp_info」を設定しています。
{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式