intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理 / 管理者操作ガイド 第12版 2020-05-29

3.1. 役割と業務フロー

本項では、intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理に関連する各システムの役割と、intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理導入後に想定される業務フローを説明します。

3.1.1. 各システムの役割

intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理に関連する各システムの役割は次の通りです。
  • intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理
    人事・給与業務の従業員向けフロントシステムとして、企業内の全従業員を利用対象者とするシステムです。
    出退勤の管理、時間外労働の申請・承認、および給与計算用の基礎データの作成を行います。
    日々の入力を従業員の上長、ないしは点検者がチェック・承認することで、勤務に関わる規定違反を事前に抑止できます。

  • 人事システム
    年次有給休暇の付与日数計算は、人事システムで行う必要があります。
    intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理 はその結果を外部連携として受け取ることが可能です。
    また、従業員情報や組織情報、所属、役職などを人事システムで管理している場合は、それらも外部連携対象です。

  • 給与計算システム
    intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理 が出力する給与計算用の基礎データを元に、従業員に支給する給与計算を行います。
    給与振り込み処理(FB連携処理)や会計システムへの仕訳連携も、給与計算システムないしは該当するシステムで行ってください。

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3.1.2. 導入後の業務フロー

本項では、intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理導入後に想定される業務フローを説明します。

3.1.2.1. 日次

  • 従業員は日々の勤務予定や勤務実績を入力し、これを承認者に申請(報告)します。
  • 承認者は従業員から申請された勤務予定や勤務実績を確認し、問題があれば「差戻し」、問題がなければ「承認」処理を行います。
  • 承認者設定により、承認者への申請(報告)前に点検者への申請(報告)が行われますので、点検者は従業員から申請された勤務予定や勤務実績を確認し、問題があれば「点検NG」、問題がなければ「点検OK」処理を行います。
    (承認者が「承認」、または「差戻し」を行うまで、点検作業は実施可能です。)

    業務フロー
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3.1.2.2. 月次

  • 従業員は1ヶ月分の勤務実績が承認されたら勤務表の提出を行います。
  • 承認者設定により、点検者へ勤務表の提出が行われますので、点検者は従業員から提出された勤務表を確認し、問題があれば「点検NG」、問題がなければ「点検OK」処理を行います。
  • 管理者は管理者設定された組織に所属する全従業員(配下組織も含む)が勤務表を提出した段階で組織締めを行います。
  • 管理者設定された全ての組織において締め処理が完了した段階で、会社締め(組織全体の締め処理)を行います。
  • 会社締め後、給与計算基礎データ(CSV)の出力を行い、給与システムへの連携を行います。
  • 来月度に使用する勤務体系をオープンします。

    業務フロー
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3.1.2.3. 年次

  1. 人事システムで付与した年次有給休暇を、 intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理 に取り込みます。
  2. 翌年度に使用する勤務カレンダーを作成します。

3.1.2.3.1. 従業員の入社

  1. intra-mart Accel Platform、IM-共通マスタで従業員の入社処理(ユーザ追加、所属設定)を行います。
  2. 従業員マスタを設定します。
  3. 勤務体系所属マスタを設定します。
  4. 承認者設定を行います。
  5. (必要であれば) 年次有給休暇の付与と代理者設定を行います。

3.1.2.3.2. 従業員の退社

  1. 勤務体系所属マスタの終了日を退社日に設定します。
  2. intra-mart Accel Platform、IM-共通マスタで従業員の退社処理(ユーザの無効化)を行います。
  3. (組織管理者の場合) 組織管理者から除外し、後任の組織管理者を設定します。
  4. (代理者に設定されている場合) 後任の代理者を設定します。
  5. (承認者に設定されている場合) 後任の承認者を設定します。
    このとき、設定以前の承認処理ができませんので、対象期間を退職日以前とした代理者(承認)も設定してください。

3.1.2.3.3. 組織改編

  1. IM-共通マスタで組織および所属の変更を行います。
  2. 組織管理者を新組織にあわせて変更します。

3.1.2.3.4. 異動

  1. IM-共通マスタで所属の変更を行います。
  2. 承認者設定を変更します。
  3. 代理者設定を変更します。
  4. (組織管理者の場合) 組織管理者を変更します。
  5. (異動に伴い勤務体系にも変更が発生する場合) 勤務体系所属マスタを変更します。