intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理 / 管理者操作ガイド 第12版 2020-05-29

3.4.6. 有給休暇自動付与ファイル出力

本項では、ジョブを利用した有給休暇自動付与ファイル出力方法を説明します。

3.4.6.1. 概要

有給休暇自動付与ファイル出力では、有給休暇自動付与インポートデータのCSVファイルを出力します。
有給休暇の付与日数は有給休暇付与ルールマスタで設定した有給休暇付与規則、雇入れ日から算出した勤続年数を基に算出します。

コラム

出勤率算定時に所定労働日として扱われるのは、勤務体系マスタの勤務体系カレンダーで所定労働日に設定している日付です。
勤務入力時に所定休日もしくは法定休日を入力しても、勤務体系カレンダーの設定が所定労働日の場合、所定労働日として扱われます。

3.4.6.2. ジョブネットの設定

ジョブネットの設定を行います。
  1. 「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。
  2. ジョブネット一覧(画面左部)の「有給休暇自動付与ファイル出力」をクリックします。
    ../../../../_images/jobnet_012.png
  3. 「編集」をクリックします。
    ../../../../_images/jobnet_022.png
  4. 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。
    ../../../../_images/jobnet_032.png

    コラム

    設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。
    トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    コラム

    複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。
    ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
    ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー)
    kaiden-job-master-makeFile-paidLeaveAutomaticGrant 勤務管理 / 有給休暇自動付与ファイル出力
  5. 編集後、「更新」をクリックします。
    ../../../../_images/jobnet_042.png
  6. 確認ポップアップの「決定」をクリックします。
    ../../../../_images/jobnet_052.png
  7. ジョブネットが設定されました。
    ../../../../_images/jobnet_062.png

3.4.6.3. ファイル取得

有給休暇自動付与ファイルを次の出力先から取得します。
  • エクスポート先
    ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。
    以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のエクスポート先です。

    ディレクトリ kaiden/generic/{COMPANY_CD}/master/paidLeaveAutomaticGrant/
    ファイル名 export.csv

    {COMPANY_CD}:会社コード

    コラム

    有給休暇自動付与ファイルをダウンロード方法は、次のドキュメントを参照してください。

3.4.6.4. 実行パラメータ

設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値
エラースキップ
error_skip
会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。
(省略時:false)
ロック待ち時間
lock_wait
ロックの待ち時間を設定します。
(省略時:10秒)
処理対象会社グループセットコード
company_group_set_cd
インポートを行う会社の会社グループセットコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社グループコード
company_group_cd
インポートを行う会社の会社グループコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社コード
company_cd
インポートを行う会社の会社コードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
コンダクター
conductor
ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。
カンマ区切りで複数指定できます。
AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。
(省略時:コンダクターを使用しません。)
エクスポートファイルのパス
file_path
エクスポートファイルのstorage以降のパスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/{COMPANY_CD}/master/
paidLeaveAutomaticGrant/export.csv)
エクスポート時の既存ファイルの操作モード
file_mode
エクスポート時の既存ファイルの操作モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 既存ファイルに追記
  • 2 : 既存ファイルを削除し、エクスポート
  • 3 : エクスポートファイルをアーカイブ(移動)し、エクスポート
アーカイブ先パス
archive_path
エクスポート時の既存ファイルの操作モードが3の場合、エクスポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/{COMPANY_CD}/master/
paidLeaveAutomaticGrant/export_{YMDHMSN}.csv)
文字コード
character
エクスポートファイルの文字コードを設定します。
(省略時:UTF-8)
  • UTF-8
  • SHIFT-JIS
区切り文字
delimiter
エクスポートファイルの区切り文字を設定します。
(省略時:,)
  • , : カンマ
  • \t : タブ
囲み文字
enclosing
インポートファイルの囲み文字を設定します。
(省略時:”)
  • ” : ダブルクォーテーション
  • none : 囲み文字なし
エクスポートファイルのヘッダー出力有無
header_row
エクスポートファイルのヘッダー出力有無を設定します。
(省略時:false)
  • true : ヘッダー出力有
  • false : ヘッダー出力無
ガジェットクラス
gadgetClass
インポートするマスタのガジェットクラスを設定します。
有給休暇自動付与ファイル出力の場合は「master」を設定します。
ガジェットバリエーション
gadgetVariation
インポートするマスタのガジェットバリエーションを設定します。
有給休暇自動付与ファイル出力の場合は「paidLeaveAutomaticGrant」を設定します。
有給休暇付与日取得コンポーネント
componentNameGrantDate
有給休暇付与日取得処理のプログラムを設定します。
(省略時:paidLeaveAutoGetGrantDate)
出勤率算出コンポーネント
componentNameAttendRate
出勤率算出処理のプログラムを設定します。
(省略時:paidLeaveAutoAttendRateCalc)
勤続年数取得コンポーネント
componentNameYearsOfService
勤続年数取得処理のプログラムを設定します。
(省略時:paidLeaveAutoYearsOfServiceCalc)
有給休暇付与日数算出コンポーネント
componentNameGrantDays
有給休暇付与日数算出処理のプログラムを設定します。
(省略時:paidLeaveAutoGetGrantDays)
{COMPANY_CD}:会社コード
{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式