4.1. 作業内容概要¶
ステップ2では、運用中の IM-VisualDesigner のドキュメントを IM-FormaDesigner のアプリケーションに切り替えるための準備を行います。IM-VisualDesigner のドキュメントから IM-FormaDesigner のアプリケーションのひな型を生成する移行支援ツールを使って準備を進めます。具体的な手順については下記の通りです。
手順
1. IM-VisualDesigner のドキュメントから IM-FormaDesigner のアプリケーションのひな形を生成¶
移行支援ツールを利用すると、選択した IM-VisualDesigner のドキュメントから IM-FormaDesigner のアプリケーションのひな形が作成されます。
IM-VisualDesigner のフォーム上のラベルアイテムと入力系アイテムを抽出し、 IM-FormaDesigner のフォームを生成します。
IM-VisualDesigner のクエリ設定を利用していた場合、 IM-VisualDesigner のクエリ設定からSQL等を抽出し、 IM-FormaDesigner のデータソース定義を生成します。
IM-FormaDesigner アプリケーションの検証用に、 IM-VisualDesigner のそのドキュメントのトランザクションデータ( IM-VisualDesigner の画面を通して入力された業務データ)を IM-FormaDesigner アプリケーションのトランザクションデータとして移行します。※検証用のため、移行するデータは100件に制限されます。 IM-VisualDesigner ワークフロー連携ドキュメント(IM-Workflow) の場合、 IM-FormaDesigner アプリケーションの検証用に、 IM-VisualDesigner で使用している IM-Workflow の定義情報(フロー定義/ルート定義/コンテンツ定義)を IM-FormaDesigner 用にコピーを作成します。※ IM-VisualDesigner ワークフロー連携ドキュメント(BPW) の場合は、 IM-Workflow の定義情報(フロー定義/ルート定義/コンテンツ定義)のコピーは作成されません。新規に作成してください。
2. IM-FormaDesigner アプリケーションの開発および検証¶
生成されたひな形から、 IM-FormaDesigner アプリケーションの開発し検証を行います。アプリケーションの開発と検証作業は、 IM-VisualDesigner の下記ドキュメント種別により異なります。以下その概要を説明します。
- IM-VisualDesigner 標準ドキュメント
- IM-VisualDesigner ワークフロー連携ドキュメント(IM-Workflow)
- IM-VisualDesigner ワークフロー連携ドキュメント(BPW)
IM-VisualDesigner 標準ドキュメント の開発と検証¶
開発作業は主にフォームの開発です。レイアウトの設定、画面アイテム「スクリプト」を用いたアクション設定を行います。各フォームの開発後に下記の設定を行います。
- 画面遷移の設定
- 権限設定
- 一覧表示設定
- メニュー設定
コラム
権限設定は、 IM-VisualDesigner と IM-FormaDesigner で設定できる内容が異なります。詳細については、「 アプリケーション利用の権限を設定する 」を参照してください。次に、検証を行います。検証の観点としては以下の通りです。
新規にデータを登録し、参照/更新できること※特に各画面アイテムに設定した項目の動作確認 (入力チェック/スクリプト 等) IM-VisualDesigner から移行したデータを、参照/更新できること
IM-VisualDesigner ワークフロー連携ドキュメント(IM-Workflow) の開発と検証¶
開発作業は主にフォームの開発とWF連携設定です。はじめに、レイアウトの設定、画面アイテム「スクリプト」を用いたアクション設定を行います。各フォームの開発後に、下記 IM-FormaDesigner のWF連携設定を適宜行います。
- 承認画面設定
- 案件プロパティ設定
- 追記設定
次に、検証を行います。検証の観点としては以下の通りです。
フロー定義に従って、申請/承認/参照を行い設定した内容が正しく動作すること※各画面アイテムに設定した項目の動作確認 (入力チェック/スクリプト 等) や 追記設定などのWF連携設定 等 IM-VisualDesigner から移行したデータを、参照できることコラム
IM-VisualDesigner から検証用に移行したデータは、 IM-Workflow の完了済み案件等から閲覧することはできません。IM-FormaDesigner の一覧表示機能を利用して、参照画面を表示することで、移行したデータが参照できるかどうか確認してください。
IM-VisualDesigner ワークフロー連携ドキュメント(BPW) の開発と検証¶
開発作業は主にフォームの開発、 IM-Workflow の定義情報作成(フロー定義/ルート定義)とWF連携設定です。はじめに、レイアウトの設定、画面アイテム「スクリプト」を用いたアクション設定を行います。次に IM-Workflow の定義情報作成(フロー定義/ルート定義)を、既に運用しているBPWのフローをベースに、新規に作成します。最後に、IM-FormaDesigner からコンテンツ連携情報を作成し、下記WF連携設定を適宜行います。
- 承認画面設定
- 案件プロパティ設定
- 追記設定
次に、検証を行います。検証の観点としては以下の通りです。
フロー定義に従って、申請/承認/参照を行い設定した内容が正しく動作すること※各画面アイテムに設定した項目の動作確認 (入力チェック/スクリプト 等) や 追記設定などのWF連携設定 等