11. 採番ルール定義に関する仕様¶
採番ルール定義は、画面アイテム「採番」と組み合わせることによりユーザ独自のルールで一意の番号を入力するための設定です。
11.1. 採番ルール定義の仕様¶
11.1.1. 採番ルール定義を構成するテーブル¶
採番ルール定義は、ユーザが自由に採番ルールの設定を可能とするために、以下の4つのテーブルから構成されています。各テーブルの項目等については、「 IM-FormaDesigner テーブル定義書(Excel版) 」を合わせて参照してください。
採番管理(imfr_m_auto_no)
採番ルール定義の設定内容を管理するマスタテーブルです。採番ルール定義を削除した場合、このテーブルで管理するレコードは削除フラグによる論理削除が行われます。そのため、移行時には削除フラグを条件として対象データを抽出してください。採番管理コードマスタ(imfr_m_auto_no_code)
採番ルール定義の設定項目「接頭辞」で日付、またはプログラムが選択された場合に接頭辞として付加される文字列を管理するテーブルです。接頭辞を日付として年を表す「yyyy」を登録した場合には、「(2016年の場合)2016」という文字列が登録されます。このテーブルへの登録・更新は、該当の接頭辞を利用する採番ルール定義によって採番が行われたときに実行されます。そのため、日付の場合であればシステム日付が変わったタイミングでは登録や更新は行われません。採番管理コードマスタは、採番が実行されるタイミングで必要な接頭辞のレコードが登録されるしくみとなるため、採番ルール定義の移行対象に含めないようにしてください。採番会社管理(imfr_m_auto_no_company)
採番ルール定義に設定されている管理会社情報を管理するマスタテーブルです。採番管理テーブルの会社管理フラグ(company_admin_flag)の値に基づいてレコードが登録されます。採番ロケール管理(imfr_m_auto_no_locale)
採番ルール定義の名称を言語別に管理するマスタテーブルです。
11.2. 採番ルール定義リセットジョブの仕様¶
採番ルール定義のリセット設定が有効な場合、「採番ルール定義リセットジョブ」の実行により現在番号を初期化できます。採番ルール定義リセットジョブの実行条件について説明します。採番ルール定義リセットジョブの説明は「 採番ルール定義リセットジョブ 」を参照してください。
最終リセット年月日
該当の採番ルール定義に対する採番ルール定義リセットジョブが最後に実行された年月日を「採番管理(imfr_m_auto_no)」の「最終リセット年月日(last_reset_date)」で管理しています。採番ルール定義リセットジョブは、リセット設定と最終リセット年月日の値を条件として実行されます。
11.2.1. 採番ルール定義リセットジョブが実行される条件¶
採番ルール定義リセットジョブが実行されるための条件は、以下の表の通りです。表内の「実行条件」に合致する場合、採番ルール定義リセットジョブが実行されます。
リセット設定 最終リセット年月日 実行条件 年月日 あり 最終リセット年月日 < リセット設定の年月日 < ジョブ実行時のシステム日付 なし リセット設定の年月日 < ジョブ実行時のシステム日付 月日 あり 最終リセット年月日の年の翌年(最終リセット年月日の年+1)のリセット設定の月日 < ジョブ実行時のシステム日付 なし 採番ルール定義の作成日の年+リセット設定の月日 < ジョブ実行時のシステム日付 日 あり 最終リセット年月日の月の翌月(最終リセット年月日の月+1)+リセット設定の日 < ジョブ実行時のシステム日付 なし 採番ルール定義の作成日の月+リセット設定の日 < ジョブ実行時のシステム日付