14. 画面アイテム「ファイルアップロード」のトランザクションデータ¶
画面アイテム「ファイルアップロード」のトランザクションデータの仕様について説明します。なお、本項の仕様はアプリケーション種別「標準」・「IM-Workflow」のいずれにも適用されます。
14.1. 保存先の設定¶
IM-FormaDesigner 2016 Summer(8.0.13)より前のバージョンは、ストレージで保存しています。
IM-FormaDesigner 2016 Summer(8.0.13)以降のバージョンでは、保存先を変更できます。
保存先の設定方法は以下のドキュメントを参照してください。
- 「 IM-FormaDesigner 作成者操作ガイド 」-「 IM-FormaDesigner の高度な設定を行う 」- 「 ファイルアップロードのファイルの保存先(transaction-file-location / fileupload)を設定する 」
14.2. ファイルアップロードのステータス¶
ファイルアップロードに登録されたファイルは、4つのステータスで管理しています。後述のファイルの保存先は、このステータスに基づいて決定しています。
a.tempファイルアップロードにファイルを画面からアップロードした直後の状態です。この後に「登録」や「申請」を行わずに他の画面に遷移すると、tempの状態のファイルは削除されずに残ります。そのため、定期的にジョブ IMFR添付ファイル削除 により残っているファイルを削除する必要があります。ジョブによるtemp状態のファイル削除は、保存先がストレージ・データベースのいずれでも有効です。この時点でのファイルアップロードに登録されたファイルのファイル名や備考などの情報は「imfr_t_fileupload」には登録されていません。b. commit「登録」や「申請」を実行すると、tempからファイルを削除し、commitに移動します。この際に、ファイルアップロードに登録されたファイルのファイル名や備考などの情報を「imfr_t_fileupload」に登録します。ただし、データベースを直接操作した場合やアプリケーション自体を削除した場合にはcommitにデータが残ります。c. trash承認・更新画面でファイルを削除し、「更新」や「承認」を実行すると、ファイルはcommitからtrashに移動します。この際に、ファイルアップロードから削除されたファイルに関する情報は「imfr_t_fileupload」からも削除されます。ファイルアップロードにファイルをアップロードし、画面遷移せずにそのまま削除した場合はtempから物理削除され、trashには移動しません。d. api「 IM-FormaDesigner プログラミングガイド 」の IM-FormaDesigner が提供するファイルアップロード Web APIを利用してファイルアップロードを行った状態です。この時点でのファイルアップロードに登録されたファイルのファイル名や備考などの情報は「imfr_t_fileupload」には登録されていません。
14.3. 保存先が「ストレージ」の場合の保存先¶
「ファイルアップロードのファイルの保存先」をストレージに設定している場合のステータスに応じた保存先は以下のとおりです。以下の各ディレクトリで保存しているファイルを取得する場合には、「 IM-FormaDesigner for Accel Platform APIドキュメント 」のAPIをご利用ください。
ステータス ディレクトリ temp %PUBLIC_STORAGE_PATH%/forma/fileupload/%APPLICATION_ID%/temp/ commit %PUBLIC_STORAGE_PATH%/forma/fileupload/%APPLICATION_ID%/commit/ trash %PUBLIC_STORAGE_PATH%/forma/fileupload/%APPLICATION_ID%/trash/ api %PUBLIC_STORAGE_PATH%/forma/api/fileupload/imw
14.4. 保存先が「データベース」の場合の保存先¶
「ファイルアップロードのファイルの保存先」をデータベースに設定している場合の保存先は以下のとおりです。以下のテーブルで保存しているファイルを取得する場合には、「 IM-FormaDesigner for Accel Platform APIドキュメント 」のAPIをご利用ください。
ファイルアップロードのデータをデータベースで管理する場合、「imfr_t_fileupload_binary」で管理しています。
ファイルのステータスは、「STATUS」列に格納しています。ファイルの状態に応じて、上の「ファイルアップロードのステータス」のいずれかを値にセットします。