5.2. 「フォーム・デザイナ」画面上で設定可能なプロパティを決める¶
画面アイテムで設定可能なプロパティ項目を決めます。一部のプロパティ項目は、「フォーム・デザイナ」画面上で設定可能な項目です。(「フォーム・デザイナ」画面上で設定できないプロパティも存在します。 例:自動的にランダムな値で設定されるアイテムID)プロパティ項目には、あらかじめ基本プロパティが用意されています。基本プロパティに関しては「 基本プロパティ項目一覧 」を参照してください。新しく画面アイテムを作成する場合、基本プロパティにない画面アイテム独自の必要なプロパティを整理し、プロパティ画面でどのように設定できるようにするか、プロパティ画面のUIを決めてください。
5.2.1. プロパティ画面¶
画面アイテム「文字列」の場合、「フォーム・デザイナ」画面上のプロパティ画面は以下の通りです。
基本設定
詳細設定(標準アプリケーションの場合)
詳細設定(ワークフローアプリケーションの場合)
詳細設定(BIS-ワークフローの場合)
詳細設定(BIS-BISフローの場合)
表示スタイル
5.2.2. 基本プロパティ項目一覧¶
基本プロパティ項目の一覧は以下の通りです。
item_id アイテムID
- フォーム内の画面アイテムで一意な、画面アイテム識別コードです。
- 自動的に設定されます。
item_view_names アイテム名
- 画面アイテムの表示名です。ワークフローの追記設定などで使用されます。
item_type アイテムタイプ
- 画面アイテムの識別IDです。画面アイテム専用CSJSファイルで定義します。
item_view_type 表示タイプ
- 画面アイテムの登録、参照など各画面での表示タイプです。
item_exist_dbinput DB登録値存在フラグ
- 画面アイテム内に、データベースへと登録する項目が存在するかどうかのフラグです。
- 1画面アイテム内に、1つでも登録項目が存在する場合はTRUEを設定します。
style 表示スタイル
- 画面アイテムの表示に関する項目を定義します。
top Y
- 画面アイテムの左上を基点に、フォーム上端からの表示位置を設定します。
left X
- 画面アイテムの左上を基点に、フォーム左端からの表示位置を設定します。
width 幅
- 画面アイテムの表示幅を設定します。
height 高さ
- 画面アイテムの表示高さを設定します。
item_properties アイテム詳細設定
- 画面アイテムに属する詳細設定を定義します。
input_id フィールド識別ID
- 入力フィールドを識別するIDです。
- フォーム内で一意である必要があります。
- データベースのテーブルカラム名や、登録済みデータを受け取る時のプロパティ名です。
- 「フォーム・デザイナ」画面のフィールド一覧機能を使用する時に自動的に取得・編集されます。
input_data_type フィールドデータ型
- 入力フィールドのデータ型を設定します。
input_view_names フィールド識別名
- 入力フィールド名を設定します。登録データ一覧画面の項目名の他、データベースのカラム論理名に使用されます。
input_dbinput フィールド値DB登録
- 入力フィールドをデータベースへ登録するかどうかを設定します。登録する場合は値をtrueにします。
input_list_display 一覧表示設定可否
- 入力フィールドを一覧表示設定画面で設定できるかどうかを設定します。設定できるようにする場合は値をtrueにします。また、一覧表示設定画面で設定できるようにするためには、input_dbinputがtrueである必要があります。この項目を省略した場合はtrueとして動作します。
input_properties 入力フィールド詳細設定
- 入力フィールドに属する詳細設定を定義します。
input_field_size フィールド幅
- 入力フィールドの横幅を設定します。
labels フィールドラベル
- 入力フィールドの入力補助ラベルを設定します。
- この項目の設定値は、画面アイテムの入力補助ラベルと違い、ラベル一覧機能では自動的に取得・編集されません。
initial_value 初期値
- 入力フィールドの初期値を設定します。
tab_index タブインデックス
- フォーム上でTabキーを押下した場合の、入力フィールドのカーソル遷移順を設定します。
max_length 最大入力文字数
- ユーザ入力チェック時の入力フィールドの最大入力文字数を設定します。
min_length 最小入力文字数
- ユーザ入力チェック時の入力フィールドの最小入力文字数を設定します。
required 必須入力チェック
- ユーザ入力チェック時の必須入力チェックの有無を設定します。
5.2.3. 利用可能なフィールドデータ型¶
プロパティで利用可能なフィールドデータ型は4つあり、それぞれに該当する値、プログラムの定数と、データベースにおけるカラムのデータ型は以下の通りです。
データ型 プログラム定数と値 カラムデータ型 (初期値) 文字列 imfrConstUtils.prototype.dataTypeString = “0” IMFR_DATA_TYPE_STRING (VARCHAR) 数値 imfrConstUtils.prototype.dataTypeNumber = “1” IMFR_DATA_TYPE_NUMBER (DECIMAL) 日付 imfrConstUtils.prototype.dataTypeDate = “2” IMFR_DATA_TYPE_DATE (DATE) 日時 imfrConstUtils.prototype.dataTypeTimestamp = “9” IMFR_DATA_TYPE_TIMESTAMP (TIMESTAMP) プログラムの定数は、共通定義ファイル const_utils.js で定義されています。各定数に一致するデータベースにおけるカラムデータ型は、以下のように<%WAR%>/WEB-INF/conf/forma-config.xml で設定します。:(省略) <!-- データ型 文字列 --> <data_type_string>varchar</data_type_string> <!-- データ型 数値 --> <data_type_number>decimal</data_type_number> <!-- データ型 日付 --> <data_type_date>date</data_type_date> <!-- データ型 タイムスタンプ --> <data_type_timestamp>timestamp</data_type_timestamp> :(省略)コラム
カラムデータ型は、使用するデータベースに応じて正しく設定する必要があります。詳細は「 IM-FormaDesigner セットアップガイド 」を参照してください。