IM-ERP Real Connect for Accel Platform プログラミングガイド 初版 2013-02-01

利益センタ 取得 API (ProfitCenterController)

利益センタの情報を取得するためには、ProfitCenterController クラスの持つ各メソッドを利用する必要があります。
引数、戻り値についての詳細な情報は、API リストを参照してください。

各メソッドの説明

コンストラクタ / メソッド名 説明
ProfitCenterController
コンストラクタ(第1引数あり)。
引数で指定した「管理領域コード」配下の利益センタの内、システム日付時点で有効な利益センタの情報のみ、取得することができるようになる。
ProfitCenterController
コンストラクタ(第1、第2引数あり)。
第1引数で指定した「管理領域コード」配下の利益センタの内、第2引数で指定した日付時点で有効な利益センタの情報を取得することができるようになる。
ProfitCenterController
コンストラクタ(第1~4引数あり)。
第1引数で指定した「管理領域コード」の利益センタの内、第2引数で指定した「利益センタ責任者」、第3引数で指定した「利益センタに責任のあるユーザ」、第4引数で指定した「日付」に紐づく利益センタの情報を取得することができるようになる。
getProfitCenterList コンストラクタにて指定した値に有効な、利益センタ情報(管理領域コード、利益センタコード、有効終了日、一般名称、責任者、利益センタの責任ユーザ)が格納された配列を取得する。
getValidTo 引数で指定した「利益センタコード」に対応する利益センタの有効終了日を取得する。
getPctrName 引数で指定した「利益センタコード」に対応する利益センタの一般名称を取得する。
getInCharge 引数で指定した「利益センタコード」に対応する利益センタの責任者を取得する。
getInChargeUser 引数で指定した「利益センタコード」に対応する利益センタに責任のあるユーザを取得する。

サンプルプログラム

var validTo;
var pctrName;
var inCharge;
var listResult;
var listCount;

function init(request) {
    var objCon;
    var code;

    //インスタンス生成 
    objCon = new ProfitCenterController("JP10");    // 説明1

    // コンストラクタでのエラーチェック 
    if (objCon.getErrCode() != "0"){ 
        //エラーメッセージ出力 
        Debug.browse(objCon.getErrMsg()); 
    }

    //利益センタの一覧を取得 
    list = objCon.getProfitCenterList();       // 説明2 

    //利益センタの一覧から1件目の「利益センタコード」を取得 
    code =  list[0]["PROFIT_CTR"]; 

    //1件目のデータの有効終了日を取得 
    validTo = objCon.getValidTo(code);      // 説明3

    //1件目のデータの一般名称を取得 
    pctrName = objCon.getPctrName(code);      // 説明4

    //1件目のデータの責任者を取得 
    inCharge = objCon.getInCharge(code);         // 説明5

    //一覧の件数を取得 
    listCount = list.length;    // 説明6

}
  • 利益センタ取得 API のインスタンス生成(説明1)

    ProfitCenterController クラスのインスタンスを生成します。
    インスタンスは、以下の3つのいずれかの方法で生成することができます。
    インスタンスを生成すると、BAPI を呼出して利益センタを取得する処理が実行されます。
    サンプルプログラム内では、管理領域コード「JP10」を直接記述していますが、管理領域取得APIにて取得した管理領域コードがセットされた変数を引数に用いれば、より効率的なプログラムを作成することが可能です。
    1. システム日付時点で有効な利益センタを取得する場合
    インスタンス(第1引数あり)を生成します。
    第1引数で「管理領域コード」を指定します。
    objCon = new ProfitCenterController (“JP10”)は、管理領域コード「JP10」に紐付けられている利益センタの情報の内、システム日付時点で有効な情報のみを取得する、となります。
    1. 引数で指定した日付時点で有効な利益センタを取得する場合
    インスタンス(第1、2引数あり)を生成します。
    第1引数で「管理領域コード」、第2引数で「日付(YYYYMMDD)」を指定します。
    もし、objCon = new ProfitCenterController (“JP10”,”20040930”)とした場合は、管理領域コード「JP10」に紐付けられている利益センタの情報の内、2004年9月30日時点で有効な情報のみを取得する、となります。
    1. 引数で指定した管理領域、利益センタ責任者、利益センタに責任のあるユーザ、日付時点で、有効な利益センタを取得する場合
    インスタンス(第1~4引数あり)を生成します。
    第1引数で「管理領域コード」、第2引数で「利益センタ責任者」、第3引数で「利益センタに責任のあるユーザ」、第4引数で「日付(YYYYMMDD)」を指定します。
    もし、objCon = new ProfitCenterController (“JP10”,”ERP002”,”ERP003”,”20070930”)とした場合は、管理領域コード「JP10」に紐付けられている利益センタの情報の内、2007年9月30日時点で有効な情報かつ利益センタ責任者「ERP002」、利益センタに責任のあるユーザ「ERP003」に紐づく情報を取得する、となります。
  • 利益センタの一覧を取得

    ProfitCenterController クラスの getProfitCenterList メソッドを使用すると、利益センタの一覧を取得することが可能です。
    ただし、ProfitCenterController クラスのインスタンスを生成する際に、引数で指定した管理領域コードに紐付けられている利益センタのみ一覧に含まれます(引数で指定した日付(またはシステム日付)時点で有効でない利益センタは対象外)。
  • 1件目のデータの一般名称を取得

    ProfitCenterController クラスの getPctrName メソッドを使用すると、引数に指定した利益センタコードに対応する一般名称を取得することが可能です。
    該当するデータが存在しない場合は、何も返却されません。
  • 1件目のデータの責任者を取得

    ProfitCenterController クラスのgetInChargeメソッドを使用すると、引数に指定した利益センタコードに対応する責任者を取得することが可能です。
    該当するデータが存在しない場合は、何も返却されません。
  • 一覧の件数を取得

    ProfitCenterController クラスの getProfitCenterList メソッドで取得した利益センタの一覧は、length で件数を取得することが可能です。