IM-ERP Real Connect for Accel Platform プログラミングガイド 初版 2013-02-01

G/L 勘定 取得 API (GlAccController)

勘定科目の情報を取得するためには、GlAccController クラスの持つ各メソッドを利用する必要があります。
引数、戻り値についての詳細な情報は、API リストを参照してください。

各メソッドの説明

コンストラクタ / メソッド名 説明
GlAccController
コンストラクタ(第1引数あり)。
引数で指定した「会社コード」配下の勘定科目の内、言語が「JA」、かつ ISO 639 準拠の言語が「JA」である勘定科目の情報取得することができるようになる。
GlAccController
コンストラクタ(第1~3引数あり)。
第1引数で指定した会社コード、第2引数で指定した言語、第3引数で指定した ISO 639 準拠の言語で有効な勘定科目の情報を、No3~5 のメソッドにて取得することができるようになる。
getGlAccList
コンストラクタ(第1引数あり)の場合、指定した会社コード配下の勘定科目の内、言語が「JA」、かつ ISO 639 準拠の言語が「JA」である勘定科目情報(会社コード、G/L 勘定コード、テキスト(短)、テキスト(長))が格納された配列を取得する。
コンストラクタ(第1~3引数あり)にの場合、引数で指定した会社コード、言語、ISO 639 準拠の言語に紐づく勘定科目情報(会社コード、G/L 勘定コード、テキスト(短)、テキスト(長))が格納された配列を取得する。
getShortText 引数で指定した「G/L 勘定コード」に対応する勘定科目の G/L 勘定コードテキスト(短)を取得する。
getLongText 引数で指定した「G/L 勘定コード」に対応する勘定科目の総勘定元帳勘定テキスト(長)を取得する。

サンプルプログラム

var shortText;
var longText;
var list;
var listCount;

function init(request) {
    var objCon;
    var code;

    //インスタンス生成
    objCon = new GlAccController("1000");        //  説明1

    // コンストラクタでのエラーチェック 
    if (objCon.getErrCode() != "0"){ 
        //エラーメッセージ出力 
        Debug.browse(objCon.getErrMsg()); 
    }

    //G/L 勘定の一覧を取得 
    list = objCon.getGlAccList();    //  説明2

    //G/L 勘定の一覧から1件目の「G/L 勘定コード」を取得 
    code =  list[0]["GL_ACCOUNT"];
    
    //1件目のデータの G/L 勘定コードテキスト(短)を取得 
    shortText  =  objCon.getShortText(code);          //  説明3

    //1件目のデータの総勘定元帳勘定テキスト(長)を取得 
    longText  =  objCon.getLongText(code);            //  説明4

    //一覧の件数を取得 
    listCount = list.length;     //  説明5
}
  • G/L 勘定取得 API のインスタンス生成(説明1)
GlAccController クラスのインスタンスを生成します。
インスタンスは、以下の2つのいずれかの方法で生成することができます。
インスタンスを生成すると、BAPI を呼出して勘定科目を取得する処理が実行されます。
サンプルプログラム内では、会社コード「JP10」を直接記述していますが、会社取得 API にて取得した会社コードがセットされた変数を引数に用いれば、より効率的なプログラムを作成することが可能です。
  1. 言語、ISO 639 準拠の言語を指定しないで勘定科目を取得する場合
インスタンス(第1引数あり)を生成します。
第1引数で「会社コード」を指定します。言語「JA」、ISO 639 準拠の言語「JA」を内部で設定し BAPI を呼び出します。
objCon = new GlAccController(“JP10”)は、会社コード「JP10」、言語コード「JA」、ISO 639 準拠の言語「JA」に紐付けられている G/L 勘定の情報を取得する、となります。
インスタンスを生成すると、BAPI を呼出して G/L 勘定を取得する処理が実行されます。
  1. 言語、ISO 639 準拠の言語を指定して勘定科目を取得する場合
インスタンス(第1~3引数あり)を生成します。
第1引数で「会社コード」、第2引数で「言語」、第3引数で「ISO 639 準拠の言語」を指定します。
objCon = new GlAccController(“JP10”,”EN”,”EN”)は、会社コード「JP10」、言語コード「EN」、ISO 639 準拠の言語「EN」に紐付けられている G/L 勘定の情報を取得する、となります。インスタンスを生成すると、BAPIを呼出して G/L 勘定を取得する処理が実行されます。
  • G/L 勘定の一覧を取得(説明2)

    GlAccController クラスの getGlAccList メソッドを使用すると、G/L 勘定の一覧を取得することが可能です。
    ただし、GlAccController クラスのインスタンスを生成する際に、引数で指定した会社コードに紐付けられている G/L 勘定のみ一覧に含まれます。
„
  • 1件目のデータの G/L 勘定コードテキスト(短)を取得(説明3)

    GlAccController クラスの getShortText メソッドを使用すると、引数に指定した G/L 勘定コードに対応するG/L 勘定コードテキスト(短)を取得することが可能です。
    該当するデータが存在しない場合は、何も返却されません。
„
  • 1件目のデータの総勘定元帳勘定テキスト(長)を取得(説明4)

    GlAccController クラスの getLongText メソッドを使用すると、引数に指定した G/L 勘定コードに対応する総勘定元帳勘定テキスト(長)を取得することが可能です。
    該当するデータが存在しない場合は、何も返却されません。
„
  • 一覧の件数を取得(説明5)

    GlAccController クラスの getGlAccList メソッドで取得した G/L 勘定の一覧は、length で件数を取得することが可能です。