IM-BPM for Accel Platform IM-BPM チュートリアルガイド 第15版 2020-04-01

4.3.17.1. IM-LogicDesignerタスクを利用してユーザ情報を取得する

このチュートリアルでは、「IM-LogicDesignerタスク」を利用してユーザ情報取得のロジックフローを実行する方法を解説します。
  • 「IM-LogicDesigner」とは、intra-mart Accel Platform上でビジネスロジックを簡単に作成できるアプリケーションです。
  • 「IM-LogicDesignerタスク」は、タスク中に設定された情報からIM-LogicDesignerで定義されたロジックフローの処理を行います。
「IM-LogicDesigner」の詳細については、「IM-LogicDesigner仕様書」を参照してください。
「IM-LogicDesignerタスク 」の詳細については、「IM-BPM プロセスデザイナ 操作ガイド」 - 「IM-LogicDesignerタスク」もあわせて参照してください。

コラム

このチュートリアルで作成するプロセス定義のサンプルを以下のリンクからダウンロードできます。

このサンプルは「プロセス定義アップロード」機能でプロジェクトにアップロードできます。
アップロード手順は「IM-BPM プロセスデザイナ 操作ガイド」-「プロセス定義のアップロード」を参照してください。

4.3.17.1.1. IM-LogicDesignerタスクを配置する

../../../../_images/logicdesigner_task_0001.png
図:パレット - intra-mart - IM-LogicDesignerタスク
  1. パレットの icon_category_imart にカーソルを合わせ、パレット右側に現れるintra-martタスクの一覧から icon_logicdesigner_task をドラッグ&ドロップして配置します。
  2. 配置されたエレメントをクリックして選択することにより、プロパティエリアに選択したエレメントのプロパティが表示されます。

4.3.17.1.2. プロセスグローバルのデータプロパティを定義する

  1. プロセスのプロパティ「データオブジェクト」に user_cd = "aoyagi" のデータプロパティを定義します。

    ../../../../_images/property_data_object_001.png
    図:プロセス:プロパティ - データオブジェクト

    コラム

    プロセスグローバルのデータプロパティ設定方法については「プロセスにデータプロパティを設定する」を参照してください。

4.3.17.1.3. 実行するロジックフローを設定する

  1. プロパティエリアにて「メインコンフィグ」タブを開きます。

    ../../../../_images/logicdesigner_task_0002.png
    図:IM-LogicDesignerタスク:プロパティ - メインコンフィグ - 1
  2. フローIDを設定します。

    フローIDを設定するには、以下3つの方法があります。
    • 「フロー定義検索」により、ロジックフロー定義を選択する

      1. 「フロー定義検索」をクリックし、「ロジックフロー定義検索」ウィンドウを開きます。
      2. フロー定義ID sample-accounts のロジックフローを選択し、「決定」ボタンをクリックします。
    • フローIDを文字列で入力する

      1. フローIDの入力フォームに直接 sample-accounts を入力します。
    • EL式で動的にフローIDを設定する

      EL式による動的なフローIDの設定方法については、別途「IM-LogicDesignerタスクで実行するロジックフローを動的に設定する」で説明しています。
  3. 「利用するバージョン」で、実行するロジックフローのバージョン指定方法を選択します。

    実行するロジックフローのバージョンを指定できます。
    以下2パターンの設定が可能です。
    このチュートリアルでは、どちらの設定でも構いません。
    • 最新バージョンを利用

      指定されたロジックフローは、IM-LogicDesignerタスクに到達した時点の最新バージョンが実行されます。
    • 入力したバージョンを利用

      「入力したバージョンを利用」の選択とあわせて「バージョン番号」を入力し、実行するロジックフローのバージョンを固定できます。
      このチュートリアルでは 1 を入力します。

      コラム

      バージョン番号は EL式 で入力することもできます。

4.3.17.1.4. 入力データを設定する

実行するロジックフローに受け渡す入力データを設定します。
ここでは、ユーザコードを設定しています。
../../../../_images/logicdesigner_task_0003.png
図:IM-LogicDesignerタスク:プロパティ - メインコンフィグ - 2
  1. plus 追加」をクリックし、ダイアログを開きます。

  2. 「名前」に user_cd を入力し、「値」に ${user_cd} を入力します。

    ../../../../_images/logicdesigner_task_0004.png
    図:入力データダイアログ
  3. 「決定」ボタンをクリックして、入力データの表に反映します。

4.3.17.1.5. 実行結果の受け取りについて設定する

実行したロジックフローから受け渡される実行結果データに関する設定を行います。
  1. 「結果変数を格納する」チェックボックスをチェックONにします。

  2. 「結果変数名」に result_data を入力します。
    ロジックフローの実行後、プロセスグローバルの変数 result_data が作成され、ロジックフローの出力値 records が格納されます。
    ../../../../_images/logicdesigner_task_0005.png
    図:IM-LogicDesignerタスク:プロパティ - メインコンフィグ - 3

注意

「結果変数を格納する」チェックボックスをオフにした場合、実行したロジックフローの出力値はすべて破棄されます。

4.3.17.1.6. 実行結果を確認する

このチュートリアルで作成したプロセス定義を実行環境にデプロイし、実行した結果の確認を行います。
  1. 「プロセス一覧」画面にて完了したプロセスを検索し、実行したプロセスの「プロセス詳細」画面へ遷移します。

  2. 「変数一覧」画面にて、変数 result_data の内容を確認します。

    ../../../../_images/logicdesigner_task_0006.png
    図:「変数一覧」画面 - JSON表示

コラム