IM-BPM for Accel Platform IM-BPM プロセスデザイナ 操作ガイド 第5版 2020-04-01

4.3.10.1. IM-LogicDesignerタスク

IM-LogicDesignerの機能を呼び出すタスクです。
このタスクに到達すると、タスク中に設定された情報からIM-LogicDesignerで定義されたロジックフローの処理を行います。
IM-LogicDesignerタスクは、ロジックフローが実行完了になった段階でタスクも終了となり、次のフローエレメントへと遷移します。
設定可能な項目は以下のとおりです。

4.3.10.1.1. IM-LogicDesignerタスクの配置

  1. 「パレット」から、「icon_palette_intra-mart」にカーソルを合わせます。

  2. 「パレット」の右側に現れる一覧から、「icon_im_logic_designer_task」をドラッグ&ドロップの操作でキャンバス上に配置します。

    ../../../../_images/im_logic_designer_task_arrange01.png

4.3.10.1.2. 基本情報の設定

基本情報の設定について解説します。
  1. エディタ上で設定を行いたいフローエレメントをクリックします。

  2. プロパティエリアから「基本情報」タブを選択します。

    ../../../../_images/common_basic_information9.png
プロパティの詳細は以下のとおりです。
項目名 必須/任意 入力形式 説明
ID 必須
任意の文字列を設定します。
英数字と一部の記号のみ使用できます。
フローエレメントを一意に特定するためのIDを設定します。
名前 任意
任意の文字列を設定します。
EL式による設定が可能です。
フローエレメントの名前を設定します。
プロセス定義で表示されます。
デフォルトフロー    
同じフローエレメントから複数のシーケンスフローが接続されている場合に表示されます。
他のシーケンスフローの条件式が、全てfalseと評価されている場合に進行するシーケンスフローの設定です。
「通常」の場合という意味ではなく、「それ以外」の場合を表します。
実行モード     非同期実行を行うための設定です。
制御モード     排他制御を行うための設定です。
オプショナル    
チェックを入れた場合、オプショナルタスクとして扱われます。
オプショナルタスクは、シーケンスフローの始点・終点にできないなど、いくつかの制約があります。
詳細は「IM-BPM 仕様書」 - 「オプショナルタスク」 - 「制約」を参照してください。
実行中のタスクを複数追加可能にする     チェックを入れた場合、実行中のタスクが既に追加済みであっても、再度追加できます。
タスク追加時のパラメータ    
タスク追加時に設定できるパラメータ情報を定義します。
定義したパラメータ情報は、タスク追加時に追加したタスクからのみ参照できるエグゼキューション変数に格納されます。
チェックを入れて、「上へ」「下へ」ボタンをクリックすることで順番を変えられます。
「編集」リンク、または、「追加」リンクをクリックすると、「タスク追加時のパラメータ」ダイアログが表示されます。

4.3.10.1.3. 「タスク追加時のパラメータ」ダイアログ

「タスク追加」画面で表示されるタスクの順番を変えます。

../../../../_images/optional_task_add_parameter.png
項目名 必須/任意 説明
表示名 必須
任意の文字列を設定します。
オプショナルタスク追加時に表示される入力フォームで対象の業務項目を表示する際のラベルに使用されます。
変数名 必須
変数を一意に特定するためのキーを定義します。
エグゼキューション変数の変数名として利用されます。
入力タイプ 必須 業務項目の入力方法のタイプを設定します。
列挙ID 必須
入力タイプに「列挙値」を設定した場合に表示されます。
IM-Repositoryの列挙型IDを指定します。

コラム

入力タイプに設定できるものは以下の通りです。
  • string : 文字列
  • alpha : 英字
  • alphanumeric : 英数字
  • numeric : 数字
  • date : 日付
  • boolean : 真偽値
  • textarea : 複数行の文字列
  • user : ユーザ検索
  • users : ユーザ検索(複数)
  • department : 組織検索
  • enum#%IM-Repositoryの列挙型のID% : 列挙値

4.3.10.1.4. メインコンフィグの設定

IM-LogicDesignerタスクのメインコンフィグの設定について解説します。
../../../../_images/im_logic_designer_task_config01.png
項目名 必須/任意 入力形式 説明
フローID 必須
IM-LogicDesignerのフロー定義IDを設定します。
EL式による設定が可能です。
「フロー定義検索」でフロー定義の検索ができます。
利用するバージョン    
  • 最新バージョンを利用

    ロジックフローの最新バージョンを使用します。
  • 入力したバージョンを利用

    指定したロジックフローのバージョンを使用します。
バージョン番号 必須
ロジックフローのバージョン番号を設定します。
EL式による設定が可能です。
「入力したバージョンを利用」にチェックを入れた場合に入力します。
入力データ    
ロジックフローに渡す入力値を設定します。
  • 「追加」で新しく入力データを追加します。

  • property_edit」で入力データを編集します。

  • 「選択済みの項目を削除」で選択済みの入力データを削除します。

    削除したい入力データを選択した後、「選択済みの項目を削除」をクリックしてください。
設定の詳細については「入力データの設定」を参照してください。
結果変数名を格納する     チェックを入れた場合、「結果変数名」に設定した変数へロジックフローの実行結果を格納します。
結果変数名 任意 任意の文字列を設定します。
  • 「結果変数名を格納する」にチェックを入れた状態で「結果変数名」に入力が無い場合

    ロジックフローの実行結果で返却された変数を、そのままプロセスの変数に格納します。
  • 「結果変数名を格納する」にチェックを入れた状態で「結果変数名」に入力がある場合

    結果変数名に設定された変数名のマップに、ロジックフローの実行結果で返却された変数を格納します。
  • 「結果変数名を格納する」にチェックを入れていない場合

    ここで入力された値は扱われません。

4.3.10.1.5. 入力データの設定

../../../../_images/im_logic_designer_task_input_data_config01.png
設定項目の詳細は以下のとおりです。
項目名 必須/任意 入力形式 説明
名前 必須 任意の文字列を設定します。 入力データのキーを設定します。
任意
任意の文字列を設定します。
EL式による設定が可能です。
入力データの値を設定します。
「決定」ボタン     入力データを作成します。
「取り消し」ボタン     入力データの作成をキャンセルし、ダイアログを閉じます。