IM-BIS for Accel Platform OpenRules for IM-BIS 連携ガイド 第9版 2019-04-01

11.5. 特殊なキーワード / テーブルタイプ固有のキーワード

この章で扱うキーワードは、テーブルタイプや用途が限定されている特殊なキーワードです。

Variable(Glossary)

「Variable」は、 GlossaryDecisionTable のユーザ向けの項目名を定義するためのキーワードです。

記述方法

Variableを利用する場合、以下の図のように記述します。
../../_images/variable-glossary.png
  1. キーワード
    Glossary での項目の論理名の定義を表す OpenRules のキーワードです。
  2. 論理名
    Glossary で定義する対象の項目の論理名です。
    論理名は DecisionTable での条件や処理対象の指定時に利用します。
    論理名にはひらがな・漢字を含むマルチバイト文字が利用できます。

Business Concept

「Business Concept」は、 Glossary の複数の Attribute を、入出力などの単位で特定のオブジェクト(グループ)でまとめるためのキーワードです。
ただし、このキーワードのセルはラベルとして利用されるため、漢字などを含む任意の文字列に変更することができます。

記述方法

Business Conceptを利用する場合、以下の図のように記述します。
../../_images/businessconcept.png
  1. キーワード
    Glossary でのBusiness Concept(複数の項目をまとめるグループやオブジェクト)の定義を表す OpenRules のキーワードです。
  2. Business Concept(複数の項目をまとめるグループやオブジェクト)
    Glossary で定義する複数の項目をまとめるBusiness Concept(複数の項目をまとめるグループやオブジェクト)です。
    OpenRules ではBusiness Concept単位でインスタンスの生成を行います。

Attribute

「Attribute」は、 GlossaryDecisionTableVariable(Glossary) を、ルールの実行時にプログラムに変換する際の名称とのマッピングをするためのキーワードです。
ただし、このキーワードのセルはラベルとして利用されるため、漢字などを含む任意の文字列に変更することができます。

記述方法

Attributeを利用したい場合、以下の図のように記述します。
../../_images/attribute.png
  1. キーワード
    Glossary での項目の物理名の定義を表す OpenRules のキーワードです。
  2. 物理名
    Glossary で定義する対象の項目の物理名です。
    物理名は OpenRules との連携先のJavaプログラムで定義したメンバ名やデータソース定義でのリクエストパラメータ・レスポンスフィールドに該当します。

Domain

「Domain」は、 GlossaryVariable(Glossary) の値の例を表示する列のキーワードです。
ただし、このキーワードのセルはラベルとして利用されるため、漢字などを含む任意の文字列に変更することができます。

記述方法

Domainを利用したい場合、以下の図のように記述します。
../../_images/domain.png
  1. キーワード
    Glossary での項目の値の範囲の定義を表す OpenRules のキーワードです。
    この列自体の指定はオプションであるため、定義しなくても問題ありません。
  2. ドメイン
    Glossary で定義する対象の項目の値の範囲です。
    IM-BIS との連携時には特にこの設定内容は利用されません。

補足事項

この項目で設定した値の範囲は、 compareDomain を利用した場合の条件にも利用されます。

OnOff

「OnOff」は、 DecisionTable 等で該当の行の評価の有効・無効を切り替えるためのキーワードです。
同じ DecisionTable 内でルールを履歴として残しておきたい場合に利用できます。

記述方法

OnOffを利用したい場合、以下の図のように記述します。
../../_images/onoff.png
  1. キーワード
    DecisionTable でルールの実行可否を表す OpenRules のキーワードです。
    この列は|decisiontable| の1番左に定義する必要があります。
  2. 列ラベル
    この列を識別する名称です。
    ユーザにわかりやすい名称を自由に設定できます。
  3. 設定値
    OnOffでは、無効にしたいルールの行に”Off”と入力してください。
    大文字・小文字は区別せず、”Off”と入力された行のルールは評価されずに次の処理に遷移します。

補足事項

この列タイプは、 OpenRules 6.3.4以降で利用できます。