6.3. 案件終了処理¶
Office 365 連携のために実行される案件終了処理の仕様について説明します。
処理概要¶
案件終了処理にて、Office 365 ファイルアップロードジョブで処理を行うための Office 365 連携タスクをデータベースに登録します。
Office 365 連携タスク情報登録仕様¶
以下の処理によって案件が完了した場合に Office 365 連携タスク情報を登録します。
- 承認/処理
- 承認/途中終了
- 案件操作
コラム
「取止め」や「否認/取止め」で案件が完了した案件は Office 365 連携しません。
対象の案件情報と Office 365 連携設定情報を照合し、有効な連携設定が存在する場合に、 Office 365 連携タスク情報を登録します。特に注意すべき条件は以下となります。
有効期間
案件終了処理の実行時刻(システム日時)を基準とし、Office 365 連携設定の有効期間内かを判定します。有効期間外の場合、 Office 365 連携タスク情報を登録しません。アプリケーション履歴番号
対象案件に適用可能な Office 365 連携設定情報が複数存在し、かつ、それらがのアプリケーション履歴番号が同一の値ではない場合は、最も大きい履歴番号をもつ Office 365 連携設定情報を適用します。 Office 365 連携タスク情報の登録単位は以下となります。
連携種類「添付ファイル」連携対象として指定した画面アイテム「ファイルアップロード」に添付されたファイル毎に登録 連携種類「PDF」連携設定毎に登録
Office 365 連携タスクのステータス¶
Office 365 連携タスク情報は「BisOffice365連携キュー(imbis_t_o365_rel_queue)」テーブルに登録されます。テーブル定義については「IM-BIS テーブル定義書(Excel版)」を参照してください。Office 365 連携タスクのステータスは、上記テーブルの「ステータス(relation_queue_status)」カラムで管理されます。ステータスは 3 種類あり、それぞれ以下の状態を表します。
ステータス 説明BEFORE_EXECUTE Office 365 連携タスクが実行前であることを表します。案件終了処理が Office 365 連携タスクを登録する際は当ステータスで登録します。EXECUTE Office 365 連携タスクが実行中であることを表します。Office 365 ファイルアップロードジョブで当該タスクを処理する際に当ステータスに更新されます。Office 365 ファイルアップロードジョブを並列実行した場合、このステータスのタスクは処理をスキップします。ERROR Office 365 連携タスクの実行中に何らかのエラーが発生し、ファイルアップロードが行えなかったことを表します。当ステータスのタスクに関しては、以下のいずれかの対応を行う必要があります。
- エラー原因を解消したのちに再度ジョブを実行する
- タスクを削除し連携をキャンセルする
上記の対応を行う前に Office 365 ファイルアップロードジョブを実行する必要がある場合は、当ステータスのタスクを除いてジョブ実行することも可能です。動作切り替えはジョブパラメータで行います。詳細は「Office 365 ファイルアップロードジョブの設定 」を参照してください。