IM-BIS for Accel Platform Office365 for IM-BIS 連携ガイド 第3版 2019-04-01

6.3. 案件終了処理

Office 365 連携のために実行される案件終了処理の仕様について説明します。
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処理概要

  • 案件終了処理にて、Office 365 ファイルアップロードジョブで処理を行うための Office 365 連携タスクをデータベースに登録します。

Office 365 連携タスク情報登録仕様

  • 以下の処理によって案件が完了した場合に Office 365 連携タスク情報を登録します。

    • 承認/処理
    • 承認/途中終了
    • 案件操作

    コラム

    「取止め」や「否認/取止め」で案件が完了した案件は Office 365 連携しません。

  • 対象の案件情報と Office 365 連携設定情報を照合し、有効な連携設定が存在する場合に、 Office 365 連携タスク情報を登録します。
    特に注意すべき条件は以下となります。
    • 有効期間

      案件終了処理の実行時刻(システム日時)を基準とし、Office 365 連携設定の有効期間内かを判定します。
      有効期間外の場合、 Office 365 連携タスク情報を登録しません。
    • アプリケーション履歴番号

      対象案件に適用可能な Office 365 連携設定情報が複数存在し、かつ、それらがのアプリケーション履歴番号が同一の値ではない場合は、最も大きい履歴番号をもつ Office 365 連携設定情報を適用します。
  • Office 365 連携タスク情報の登録単位は以下となります。
    • 連携種類「添付ファイル」
      連携対象として指定した画面アイテム「ファイルアップロード」に添付されたファイル毎に登録
    • 連携種類「PDF」
      連携設定毎に登録

Office 365 連携タスクのステータス

Office 365 連携タスク情報は「BisOffice365連携キュー(imbis_t_o365_rel_queue)」テーブルに登録されます。
テーブル定義については「IM-BIS テーブル定義書(Excel版)」を参照してください。
Office 365 連携タスクのステータスは、上記テーブルの「ステータス(relation_queue_status)」カラムで管理されます。
ステータスは 3 種類あり、それぞれ以下の状態を表します。
ステータス
説明
BEFORE_EXECUTE
Office 365 連携タスクが実行前であることを表します。
案件終了処理が Office 365 連携タスクを登録する際は当ステータスで登録します。
EXECUTE
Office 365 連携タスクが実行中であることを表します。
Office 365 ファイルアップロードジョブで当該タスクを処理する際に当ステータスに更新されます。
Office 365 ファイルアップロードジョブを並列実行した場合、このステータスのタスクは処理をスキップします。
ERROR
Office 365 連携タスクの実行中に何らかのエラーが発生し、ファイルアップロードが行えなかったことを表します。
当ステータスのタスクに関しては、以下のいずれかの対応を行う必要があります。
  • エラー原因を解消したのちに再度ジョブを実行する
  • タスクを削除し連携をキャンセルする
上記の対応を行う前に Office 365 ファイルアップロードジョブを実行する必要がある場合は、当ステータスのタスクを除いてジョブ実行することも可能です。
動作切り替えはジョブパラメータで行います。詳細は「Office 365 ファイルアップロードジョブの設定 」を参照してください。