IM-BIS for Accel Platform 業務管理者 操作ガイド 第17版 2019-08-01

7.9. 外部連携を設定する

IM-BIS で「外部連携」を利用するためには、アクション設定から登録済みのデータソース定義を利用して、データマッパーの設定を行う必要があります。

7.9.1. 外部連携とは

データマッパーを利用して、画面アイテムとデータソース定義との間で値のやり取りを行うことができる機能です。
外部連携を利用すると、データソース定義から取得したデータを画面に表示する、画面に入力した値をデータソース定義(Webサービスなど)に受け渡すといったことができます。

7.9.2. 外部連携を実行できるタイミング

外部連携を実行できるタイミングは、以下の通りです。
../../_images/datasource_timing.png
  • タスク(ノード)の前処理

    対象のタスク(ノード)の画面の表示前に、外部連携を実行します。
    入力項目の初期値を外部連携を利用して設定したい場合などに利用します。
  • 画面イベント(アクション設定)

    画面を表示しているときに、特定のアイテムへの操作(イベント)などのタイミングで外部連携を実行します。
    アクション設定については、 アクション設定 を参照してください。
  • タスク(ノード)の後処理

    対象のタスク(ノード)の処理が終わった後に、外部連携を実行します。
    入力内容を使って、他のシステムに連携する場合などに利用します。
    画面に入力した値が登録/更新された場合に実行されます。
    画面に入力した値に登録/更新がなかったタスク(ノード)では実行されません。
  • 案件終了処理

    案件の終了後に、外部連携を実行します。
    完了した案件の情報に基づいて、他のテーブルへのデータ登録を行う場合などに利用します。

注意

外部連携で設定できる案件終了処理は、 IM-Workflow の案件終了処理(トランザクションなし)で処理されます。
そのため、 IM-Workflow の案件終了処理でエラーが発生した場合、ロールバックされません。

7.9.3. 外部連携でマッピングできる画面アイテム

外部連携でマッピングできる画面アイテムは、以下の通りです。
enable_item

  • 入力系画面アイテム(ファイルアップロード、リッチテキストボックスを除く)
  • 共通マスタ系アイテム
  • 隠しパラメータ、採番

コラム

データマッパーで利用できる画面アイテムについては、以下を参照してください。

7.9.4. 外部連携でマッピング不要で暗黙的に連携するデータ

外部連携では、データソース定義に特定のパラメータが設定されている場合、マッピング不要で暗黙的に処理を実施するパラメータがあります。
  • リクエストパラメータ

    リクエストパラメータでは、アプリケーションの内部処理で利用しているシステムパラメータを連携できます。
    システムパラメータの詳細は、「 IM-BIS 仕様書 」-「 暗黙的に連携するリクエストパラメータの仕様 」を参照してください。
  • レスポンスパラメータ

    レスポンスパラメータでは、処理結果メッセージとして、メッセージボックスや入力チェックエラーメッセージを連携できます。
    処理結果メッセージの詳細は、「 IM-BIS 仕様書 」-「 暗黙的に連携するレスポンスパラメータの仕様 」を参照してください。

    コラム

    マッピング設定・関数ビルダの設定があった場合は、 それらの設定を優先し、暗黙的な連携は行われません。

7.9.5. 外部連携で利用できるデータソースの種類

外部連携で利用できるデータソースの種類は、以下の通りです。
  • テナントDBクエリ
  • シェアードDBクエリ
  • REST(非推奨)
  • SOAP(非推奨)
  • JAVA(非推奨)
  • LogicDesigner
  • CSVインポート
  • CSVエクスポート
  • ルール
  • テナントDB更新系クエリ
  • シェアードDB更新系クエリ

コラム

IM-BIS 2015 Winterより、データソース種別「LogicDesigner」を追加しました。
データソース種別「LogicDesigner」は、データソース種別「REST」「SOAP」「JAVA」の機能を補完したもので、今後新規機能の追加は「LogicDesigner」に対してのみ実施されます。
そのため、「REST」「SOAP」「JAVA」の利用については非推奨とし、「LogicDesigner」の利用を推奨しています。

7.9.6. 外部連携で取得したデータを画面上のアイテムと関連付ける方法