IM-BIS for Accel Platform IM-BIS ビギナーズガイド 第5版 2017-12-01

4. 勤怠管理のワークフローを実行してみよう

作成した勤怠管理のワークフローをそれぞれのユーザとして実行していきましょう。
  • 今回実行するユーザとルート

    後述の説明では、操作中のユーザを識別しやすくするために以下の図の各ノードへの矢印の色をテーマに設定しています。
    ../../_images/users1.png
    • 図の記号とユーザ

      記号 ユーザ
      A
      営業部(担当者)
      栗山利安
      B
      営業部(部長)
      黒田長政
      C
      人事部(担当者)
      細川忠興
      D
      経理部(担当者)
      桑名吉成
  • 操作する手順

    今回のシナリオの操作手順は以下の図の通りです。
    手順中の「経理部(担当者)」の1回目の承認については、同じタイミングの「人事部(担当者)」による差戻しが行われるために実行できません。
    「経理部(担当者)」は2回目に承認が到達したタイミングで承認してください。
    blockdiag 営業部(担当者)  栗山利安 営業部(部長)   黒田長政 人事部(担当者)  細川忠興 経理部(担当者)  桑名吉成 一時保存 1 申請 2 承認 3 差戻し 4 再承認 5 承認 6 承認 7 承認

4.1. 担当者から勤怠一覧を申請する

最初の「担当者入力」で処理対象者のユーザでログインし、勤怠管理のワークフローを申請しましょう。

4.1.1. 新規に申請書を表示し、一時保存する

まずは新規に勤怠管理を申請するためにワークフローを申請で表示し、1週間分を入力してください。
入力後は申請せずに「一時保存」を利用して保存してみましょう。
blockdiag 営業部(担当者)  栗山利安 営業部(部長)   黒田長政 人事部(担当者)  細川忠興 経理部(担当者)  桑名吉成 一時保存 申請 承認 差戻し 再承認 承認 承認 承認
  1. 申請を行う担当者でログインしましょう。
    (この例では、営業部の担当者「栗山利安」でログインします。)
  2. 上部のメニュー(グローバルナビ)の「 IM-BIS 」→「ワークフロー」の順にマウスを重ねてから「申請」をクリックしましょう。
    ../../_images/apply_1.png
  3. 「勤怠管理フロー」の「申請/処理開始」をクリックしてください。
    ../../_images/apply_2.png
  4. 1ヶ月の勤怠を入力するための画面が表示されました。
    ../../_images/apply_3.png
  5. 最初に対象の月をセレクトボックスから選択しましょう。
    (例では、10月の勤怠の申請を行います。)
    ../../_images/apply_4.png
  6. 1日目の勤怠を入力するために、左が「1」と表示されている行をクリックしましょう。
    ../../_images/apply_5.png
  7. 今回は、1日目に9:30~19:00(うち昼休憩 1時間)まで出勤した記録を入力するために、各項目には以下の通りに入力してください。
    ../../_images/apply_6.png
    1. 勤務内容:「出勤」を選択
    2. 出社時間:「09:30」を選択
    3. 退社時間:「19:00」を選択
    4. 休憩時間:「1」(時間)を入力
  8. 同様に、2日目、3日目の内容を以下の通りに入力してください。
    • 2日目:出勤(9:30~18:30)
    • 3日目:有給休暇
    ../../_images/apply_7.png
  9. 一旦、申請しないで入力内容を保存するために、「一時保存」をクリックしてください。
    ../../_images/apply_8.png
  10. 案件名に10月の勤怠であることがわかるように入力し、「一時保存」をクリックしましょう。
    ../../_images/apply_9.png
  11. これで、入力内容を一時保存することができました。

4.1.2. 一時保存から呼び出して申請する

一時保存した申請書を再度編集し、申請してみましょう。
blockdiag 営業部(担当者)  栗山利安 営業部(部長)   黒田長政 人事部(担当者)  細川忠興 経理部(担当者)  桑名吉成 一時保存 申請 承認 差戻し 再承認 承認 承認 承認
  1. 上部のメニュー(グローバルナビ)の「 IM-BIS 」→「ワークフロー」の順にマウスを重ねてから「申請」をクリックしましょう。
    ../../_images/apply_10.png
  2. 以下の手順で一時保存中の案件を表示してください。
    ../../_images/apply_11.png
    1. 一時保存一覧を表示するために「一時保存」タブをクリックしてください。
    2. 対象の案件の「申請/処理開始」をクリックしてください。

    コラム

    申請基準日の変更

    案件を表示する際に、「申請/処理開始」ではなく、「申請/開始基準日」をクリックすると申請基準日を変更できます。

  3. 一時保存時に入力した内容がそのまま表示されました。
    ../../_images/apply_12.png
  4. 以下の手順で申請してください。
    ../../_images/apply_13.png
    1. 未入力の日に必要事項を入力してください。
    2. 「申請」をクリックしてください。
  5. 内容を確認し、「申請」をクリックして申請を実行しましょう。
    ../../_images/apply_14.png
  6. これで、一時保存から呼び出したフロー(案件)を申請することができました。
    ../../_images/apply_15.png

4.1.3. 申請した案件の状態を確認する

申請を行ったフロー(案件)の状態や、次の承認者を確認してみましょう。
  1. 上部のメニュー(グローバルナビ)の「 IM-BIS 」→「ワークフロー」の順にマウスを重ねてから「処理済」をクリックしましょう。
    ../../_images/apply_16.png
  2. 申請を行ったフロー(案件)の「フロー」をクリックしましょう。
    ../../_images/apply_17.png
  3. 現在処理中のノードが赤で表示されます。
    下の一覧に青字で表示されている「申請/処理開始者の所属組織:部長」をクリックすると、ノードの処理が実行できるユーザを確認できます。
    ../../_images/apply_18.png
    1. 処理対象のユーザ
      フロー上のノードに設定された組織などの情報から取得されたユーザを表示します。
      処理中のノードに対し、この欄に表示されるユーザが承認などの処理を実行できます。

4.2. 申請者の所属する組織の部長が承認する

部下から申請された勤怠一覧のフローを承認してみましょう。

4.2.1. 部長が申請された内容を確認し、承認する

部下からの申請書を確認し、承認しましょう。
blockdiag 営業部(担当者)  栗山利安 営業部(部長)   黒田長政 人事部(担当者)  細川忠興 経理部(担当者)  桑名吉成 一時保存 申請 承認 差戻し 再承認 承認 承認 承認
  1. 上長承認を行う上長でログインしましょう。
    (この例では、営業部の部長「黒田長政」でログインします。)
  2. 上部のメニュー(グローバルナビ)の「 IM-BIS 」→「ワークフロー」の順にマウスを重ねてから「未処理」をクリックしましょう。
    ../../_images/approve_1_1.png
  3. 未処理の一覧には、先ほど担当者から申請されたフロー(案件)が表示されていますので、「処理」をクリックしましょう。
    ../../_images/approve_1_2.png
  4. 先の担当者が申請した内容が表示されました。
    ../../_images/approve_1_3.png
  5. 内容を確認し、「承認」をクリックしましょう。
    ../../_images/approve_1_4.png
  6. 承認するために「承認/処理」をクリックしてください。
    コメント欄をクリックすると、コメントを入力することができます。
    ../../_images/approve_1_5.png

    コラム

    処理時のコメント入力

    処理時にコメントを入力したい場合は以下の手順で入力できます。

    1. コメント欄を展開するために、コメント左のアイコンをクリックしてください。
    2. 表示されたコメント欄に必要な内容を入力してください。
  7. これで、部下の申請を承認することができました。
    ../../_images/approve_1_6.png

4.2.2. 承認した案件の状態を確認する

承認を行ったフロー(案件)の状態や、次の承認者を確認してみましょう。
  1. 上部のメニュー(グローバルナビ)の「 IM-BIS 」→「ワークフロー」の順にマウスを重ねてから「処理済」をクリックしましょう。
    ../../_images/approve_1_7.png
  2. 承認を行ったフロー(案件)が表示されますので、 image_common_13 をクリックしましょう。
    ../../_images/approve_1_8.png
  3. 現在処理中の対象者が赤で表示されます。
    下の一覧に青字で表示されている「人事部」「経理部」をそれぞれクリックすると、ノードの処理が実行できるユーザを確認できます。
    ../../_images/approve_1_9.png
    1. 処理対象のユーザ(人事部)
      フロー上のノードには「組織:人事部」が設定されているため、人事部に所属するユーザが表示されています。
    2. 処理対象のユーザ(経理部)
      フロー上のノードには「組織:経理部」が設定されているため、経理部に所属するユーザが表示されています。

4.3. 人事部の担当者が差戻しする

営業から申請された内容を人事部の担当者が確認し、不備があるために差し戻す手順を確認しましょう。

4.3.1. 営業部から申請された内容を確認し、差戻しする

営業部からの申請書を確認し、差戻ししましょう。
blockdiag 営業部(担当者)  栗山利安 営業部(部長)   黒田長政 人事部(担当者)  細川忠興 経理部(担当者)  桑名吉成 一時保存 申請 承認 差戻し 再承認 承認 承認 承認
  1. 人事部承認を行う担当者でログインしましょう。
    (この例では、人事部の担当者「細川忠興」でログインします。)
  2. 上部のメニュー(グローバルナビ)の「 IM-BIS 」→「ワークフロー」の順にマウスを重ねてから「未処理」をクリックしましょう。
    ../../_images/sendback_1.png
  3. 未処理の一覧には、承認されたフロー(案件)が表示されていますので、「処理」をクリックしましょう。
    ../../_images/sendback_2.png
  4. 営業部の担当者が申請した内容が表示されました。
    内容を確認し、「承認」をクリックしましょう。
    ../../_images/sendback_3.png
  5. 処理種別に「差戻し」を選択しましょう。
    ../../_images/sendback_4.png
  6. 差戻し先が表示されますので、営業部の部長に差し戻すために「上長承認」のチェックボックスをクリックしましょう。
    ../../_images/sendback_5.png
  7. 処理時のコメントを入力し、「差戻し」をクリックしましょう。
    ../../_images/sendback_6.png
  8. これで、申請を差し戻すことができました。
    ../../_images/sendback_7.png

4.3.2. 差戻した案件の状態を確認する

差戻しを行ったフロー(案件)の状態や、次の承認者を確認してみましょう。
  1. 上部のメニュー(グローバルナビ)の「 IM-BIS 」→「ワークフロー」の順にマウスを重ねてから「処理済」をクリックしましょう。
    ../../_images/sendback_8.png
  2. 差戻しを行ったフロー(案件)が表示されますので、「フロー」をクリックしましょう。
    ../../_images/sendback_9.png
  3. 現在処理中の対象者が赤で表示されます。
    下の一覧に青字で表示されている「申請/処理管理者の所属組織:部長」をクリックすると、ノードの処理が実行できるユーザを確認できます。
    ../../_images/sendback_10.png
    1. 処理対象のユーザ
      差戻しを行った場合、再処理が必要なノードは既処理者のみが処理できます。
      対象のノードに組織などを設定している場合であっても、既処理者でないユーザは処理できません。

4.4. 差し戻された申請を再度承認する

先ほど、人事部から差戻しが行われた申請を再度承認しましょう。

4.4.1. 部長が申請された内容を確認し、承認する

差戻しされた申請書を確認し、承認しましょう。
blockdiag 営業部(担当者)  栗山利安 営業部(部長)   黒田長政 人事部(担当者)  細川忠興 経理部(担当者)  桑名吉成 一時保存 申請 承認 差戻し 再承認 承認 承認 承認
  1. 上長承認を行う上長でログインしましょう。
    (この例では、営業部の部長「黒田長政」でログインします。)
  2. 上部のメニュー(グローバルナビ)の「 IM-BIS 」→「ワークフロー」の順にマウスを重ねてから「未処理」をクリックしましょう。
    ../../_images/approve_2_1.png
  3. 未処理の一覧には、先ほど人事部担当者から差戻しされたフロー(案件)が表示されていますので、「処理」をクリックしましょう。
    ../../_images/approve_2_2.png
  4. 内容を確認し、「承認」をクリックしましょう。
    ../../_images/approve_2_3.png
  5. 承認するために「承認/処理」をクリックしてください。
    ../../_images/approve_2_4.png
  6. これで、申請を再承認することができました。
    ../../_images/approve_2_5.png

4.5. 人事部の担当者が承認する

人事部の担当者が再度処理が回ってきた申請を承認しましょう。

4.5.1. 再度承認された内容を確認し、承認する

再度承認された申請書を確認し、承認しましょう。
blockdiag 営業部(担当者)  栗山利安 営業部(部長)   黒田長政 人事部(担当者)  細川忠興 経理部(担当者)  桑名吉成 一時保存 申請 承認 差戻し 再承認 承認 承認 承認
  1. 人事部承認を行う担当者でログインしましょう。
    (この例では、人事部の担当者「細川忠興」でログインします。)
  2. 上部のメニュー(グローバルナビ)の「 IM-BIS 」→「ワークフロー」の順にマウスを重ねてから「未処理」をクリックしましょう。
    ../../_images/p_approve_1.png
  3. 未処理の一覧には、先ほど営業部の部長が再承認したフロー(案件)が表示されていますので、「処理」をクリックしましょう。
    ../../_images/p_approve_2.png
  4. 内容を確認し、「承認」をクリックしましょう。
    ../../_images/p_approve_3.png
  5. 承認するために「承認/処理」をクリックしてください。
    ../../_images/p_approve_4.png
  6. これで、承認することができました。
    ../../_images/p_approve_5.png

4.5.2. 承認した案件の状態を確認する

承認を行ったフロー(案件)の状態や、次の承認者を確認してみましょう。
  1. 上部のメニュー(グローバルナビ)の「 IM-BIS 」→「ワークフロー」の順にマウスを重ねてから「処理済」をクリックしましょう。
    ../../_images/p_approve_6.png
  2. 承認を行ったフロー(案件)が表示されますので、「フロー」をクリックしましょう。
    ../../_images/p_approve_7.png
  3. 現在処理中の対象者が赤で表示されます。
    下の一覧に青字で表示されている「経理部」をクリックすると、ノードの処理が実行できるユーザを確認できます。
    ../../_images/p_approve_8.png
    1. 処理対象のユーザ(経理部)
      フロー上のノードには「組織:経理部」が設定されているため、経理部に所属するユーザが表示されています。

    コラム

    同期の終了条件

    同期終了ノードは、同期終了ノードの前に接続しているすべてのノードが承認されないと完了にならないため、この時点のフローは処理中(赤)で表示されます。

4.6. 経理部の担当者が承認する

経理部の担当者が勤怠一覧の申請を承認しましょう。

4.6.1. 再度承認された内容を確認し、承認する

再度承認された申請書を確認し、承認しましょう。
blockdiag 営業部(担当者)  栗山利安 営業部(部長)   黒田長政 人事部(担当者)  細川忠興 経理部(担当者)  桑名吉成 一時保存 申請 承認 差戻し 再承認 承認 承認 承認
  1. 経理部承認を行う担当者でログインしましょう。
    (この例では、人事部の担当者「桑名吉成」でログインします。)
  2. 上部のメニュー(グローバルナビ)の「 IM-BIS 」→「ワークフロー」の順にマウスを重ねてから「未処理」をクリックしましょう。
    ../../_images/f_approve_1.png
  3. 未処理の一覧には、営業部の担当者が申請したフロー(案件)が表示されていますので、「処理」をクリックしましょう。
    ../../_images/f_approve_2.png
  4. 従業員ランクを入力するために、虫眼鏡のアイコンをクリックしましょう。
    ../../_images/f_approve_3.png
  5. 検索結果から「一般」をクリックしてください。
    ../../_images/f_approve_4.png
  6. 勤務時間単価が設定され、その結果に基づいて、月間の担当者の人件費が計算されました。
    右の合計欄は選択された「従業員ランク」の値に基づいて変更される度に自動で計算します。
    ../../_images/f_approve_5.png
  7. 内容を確認し、「承認」をクリックしましょう。
    ../../_images/f_approve_6.png
  8. 承認するために「承認/処理」をクリックしてください。
    ../../_images/f_approve_7.png
  9. これで、承認することができました。
    ../../_images/f_approve_8.png

4.6.2. 承認した案件の状態を確認する

処理が完了したフロー(案件)の状態を確認してみましょう。
  1. 上部のメニュー(グローバルナビ)の「 IM-BIS 」→「ワークフロー」の順にマウスを重ねてから「処理済」をクリックしましょう。
    ../../_images/f_approve_9.png
  2. フロー(案件)が完了しているため、未完了案件には表示されません。
    完了案件をクリックして切り替えると、承認を行ったフロー(案件)が表示されますので、「フロー」をクリックしましょう。
    ../../_images/f_approve_10.png
  3. すべてのノードが薄紫で表示され、案件の処理がすべて完了していることが確認できました。
    ../../_images/f_approve_11.png