intra-mart Accel Platform IM-Workflow プログラミングガイド 第16版 2016-08-01

5.7. 案件終了処理(トランザクションなし)


案件終了処理(トランザクションなし)とは、案件終了処理のトランザクションとは独立した処理となります。
案件が終了する時に、一度実行されます。
案件終了処理(トランザクションなし)は、直前のアクション処理や到達処理とは独立した処理となります。
そのため、案件終了処理(トランザクションなし)でエラーが発生した場合、直前の処理を戻す(ロールバック)ことはできません。
また、案件終了処理(トランザクションなし)は、案件終了処理の前に実行されます。
そのため、案件終了処理でエラーが発生した場合、案件終了処理(トランザクションなし)は実施済みとなり、処理を戻す(ロールバック)ことはできません。
このプログラム中で、データベースの登録/更新/削除処理を行う場合は、独自にDBトランザクション制御を行ってください。
下記の場合に実行されます。
  • 最後の承認者が“承認”を行った場合
  • 承認者が“承認終了”を行った場合
  • 承認者が“否認”を行った場合
  • 申請者が“取止め”を行った場合
  • 案件操作で終了ノードに到達した場合

5.7.1. パラメータ

案件終了処理(トランザクションなし)では、以下の情報をパラメータとして受け取る事ができます。
No パラメータ(物理名) パラメータ(論理名) 属性 詳細
1 loginGroupId ログイングループID 文字列
処理実行時のログイングループID
ログイングループIDは、テナントIDと同値となります。
2 localeId ロケールID 文字列 処理実行時のロケールID
3 targetLocales ターゲットロケールID 文字列[] システムで利用しているロケールID
4 contentsId コンテンツID 文字列 該当案件のコンテンツID
5 contentsVersionId コンテンツバージョンID 文字列 該当案件のコンテンツバージョンID
6 routeId ルートID 文字列 該当案件のルートID
7 routeVersionId ルートバージョンID 文字列 該当案件のルートバージョンID
8 flowId フローID 文字列 該当案件のフローID
9 flowVersionId フローバージョンID 文字列 該当案件のフローバージョンID
10 applyBaseDate 申請基準日 文字列 申請基準日(”yyyy/MM/dd”)
11 processDate 処理日 文字列 処理日(”yyyy/MM/dd”)
12 systemMatterId システム案件ID 文字列 該当案件のシステム案件ID
13 userDataId ユーザデータID 文字列 該当案件のユーザデータID
14 parameter 実行プログラムパス 文字列 該当処理の実行プログラムパス
15 actFlag 代理フラグ 文字列 ”0”:本人にて処理 ”1”:代理者にて処理
16 lastProcessNodeId 最終処理ノードID 文字列 最終処理のノードID
17 lastAuthUserCd 最終処理権限者コード 文字列 最終処理の処理権限者コード
18 lastExecUserCd 最終処理実行者コード 文字列 最終処理の処理実行者コード
19 lastResultStatus 最終処理結果ステータス 文字列 最終処理の処理結果ステータス ※1
※1・・・コード値は、「 APIドキュメントのIM-Workflow CodeList 」を参照してください。

5.7.2. 返却値

案件終了処理(トランザクションなし)では、以下の情報を返却します。(任意/必須・・・●:必須 △:任意)
  • スクリプト開発モデル

    No 返却値(物理名) 返却値(論理名) 属性 必須/任意 詳細
    1 resultFlag 結果フラグ 真偽値   ● true:成功 false:失敗
    2 message 結果メッセージ 文字列   △ 結果フラグが失敗の場合のみ、設定します。
    ※ 結果メッセージを設定した場合、例外ログにエラーメッセージを出力します。
  • JavaEE開発モデル

    返却値はありません。
    ※ 「jp.co.intra_mart.foundation.workflow.exception.WorkflowExternalException」をスローした場合、引数に設定したエラーメッセージを例外ログに出力します。詳細は「 APIドキュメント 」を参照してください。